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イギリス留学カオスな学生寮3〜伝えなきゃ始まらない〜

お掃除隊が1週間かけてキッチンを見違えるほど綺麗にしてくれましたが、やはり9月からティーンエイジャーと暮らすのは現実的ではないなぁと思い、spare roomというフラットシェアを探すサイトに登録してお部屋探しを始めました。ブライトンでも一人暮らしは鬼のように高いのでフラットシェアが一般的です。10名の家主にメッセージを送ったのですが、返事を返してくれたのはなんと70歳の貴婦人、1名のみ!どうやらパンデミック後、留学生がフラットシェアを探すのはかなり大変であるようです。


早速貴婦人のところに下見に行きましたが、美しいお庭もこじんまりとしたキッチンも書斎も素敵ではあったのですが、この貴婦人、手術をしたばかりということもありかなり具合が悪そうで、一緒に暮らしていくのは正直ちょっと心配だわ……という感じで。丁重にお断りし、大学の寮の管理オフィスに、9月からのフラットにティーンではなく大人の学生を割り当ててほしいとお願いメールをしてみましたが、無視。イギリスのメール基本無視カルチャーはなんなのか。

そこで英語クラスのチューターに相談してみたところ、「僕がメールしてもいいけど、彼ら今とても忙しい時期だから、返事来ないかも。Stamp!するためにも学生寮の管理オフィスに直接行ってみてはどうか」という提案が。


そうして意を決してオフィスに直接出向きました。文字通り、「ドアをノック」したのです。扉を開けたのはこれまた頼りになりそうなお姉さん。「Come in!! take a seat」ともてなしてくれ、私のaskに注意深く耳を傾けてくれます。「私はここにわざわざ会社を休職してきていて、本気で学業に集中したいから、飲みまくり騒ぎまくりパーリーパーリーのティーンエイジャーとの同居は大変困るんです!どうかどうかMature Students(大人の学生)を割り当ててください!」ということを、精一杯身振り手振りを交えて伝えました。そうしたらとりあえず5割は何言ってるかわからなかったのですが、「大丈夫よ。Mature Studentsを同じフラットにするように努力するし、9月になって何か問題が発生したらまたここに来て訴えてくれたら、寮を移すこともできるから」と言ってくれました。やった……。

英語が喋れないからついつい我慢してしまうけれど、やっぱり伝えないと何も始まらないんだなぁと身を持って実感した日でした。その話を、こちらに来てからも毎日受けている DMM英会話の先生に話したところ、「そうよ!There's No Harm in Askingよ!イギリスでは言ったもんがちなんだから」といい言葉を教えてくれました。

ただこういってはなんですが皆さん、口約束はしてくれても3回くらい確かめないと動いてくれない印象を受けましたので、私の相談に乗ってくれた寮管理のスタッフのお姉さんの名前をその場で聞き出し、その人宛に「今日はありがとう、9月から私の要望〜〜〜〜よろしくお願いします」のメールを送り、さらにお願いしたい内容を手紙に書いて、3日後またオフィスのその人宛に持っていきました(異常)。でもなんか、これくらいやらないと不安なんですよ。


とにもかくにも、これでティーンたちに混じって9月から毎日パーティ三昧しないで済みそうです。いったん安心です。

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