7月22日

2歳未勝利　福島芝1200m
○ルルディルッカ　9人気、11着
父デクラレーションオブウォー（トウカイフィーバー21）
北海道セレクションセール22注目馬　1485万

初戦よりも、追走面で多少良化が見られたのは良かった点。
このレースの勝ち馬はなかなか良い馬で、前走こちらは後ろからで、あちらはハナ切っているのに、上がりも負けており、全体として1.2秒も負けた相手であり、今回は1.5秒離された訳ですが、そりゃあ仕方ないでしょと。時計的に、この馬は自分の時計で走っている訳なので。
ハッキリ言って、23日のダート1150mに使えば良いのに、あれだけ負けた芝にまた使った陣営の気が知れないという感想。

2歳新馬　福島芝1800m
○キットハナガサク　2人気、2着
父キズナ（メジロスプレンダー21）
セレクトセール22注目馬　6600万

新馬にしては珍しく、仕掛けの早い一戦で、芝としてそう速くはないハロン12秒位の脚を如何に持続するかを問われたレース。
2番枠から、ゲートの出も悪くなく、良い位置から4角もスムーズに運べていて、最後は3頭で抜け出してのレースになり、内から勢い付けて来た8を競り落とした時点で勝てそうな感じも、ゴール前で1番人気馬に差されてしまうという内容。
この金額の馬で福島デビューとなると、正直初戦から勝ち切って欲しかったところです。

7月23日

2歳新馬　札幌芝1800m
○テーオーハイエク　3人気、5着
父ジャスタウェイ（アイランドファッション21）
北海道サマーセール22注目馬、HBAセール特注馬　2090万

新馬らしいスローで、1角で外に膨れた馬の間隙を縫って番手へ。
1角の件はラップの落ち着いている時点の出来事で、かつ小頭数のレースであった事が幸いし、その後は全体にゆったりスムーズに進み、直線の脚比べに。
直線序盤から勝ち馬の脚が1頭優勢で、後の4頭は似た様な脚色のまま団子状にゴールするも、この馬は最後に落として5着に。
芝のスローからの脚比べでは、ちょっと厳しいといった内容。

個人的には、ダートでかなり走りそうだなという印象を持っているのですが、陣営は芝向きとの判断みたいで、この条件でデビュー。
芝で絶対勝ち上がれないという程ではないものの、特に良さも見られなかったという内容で、残念な一戦でした。

セレクトセールは勿論、セレクションセールと比べても、血統的に見劣りする馬が多い為に、落札額は全体的に安く、だけど上場頭数はすごく多いセールである北海道サマーセールで、1300頭近い馬達に紛れ込んで1頭頭抜けて良い骨格の持ち主と感じた馬なので、どういう戦績になっていくのか、今後も注目していきたいと思います。

○カズアブディーン　1人気、4着
父オルフェーヴル（ユードントラヴミー21）
セレクトセール22注目馬　11000万

掛かる、膨れると、前半に幼さ丸出しの内容。
追い出してからはレースになっているけど、特に目立つ部分も無く、今一よく分からないというのが本音。
この金額の馬なので、次は結果出してもらわないと・・・。

2歳新馬　福島芝2000m
○インビジブルセルフ　1人気、1着
父エピファネイア（アウェイク21）
セレクトセール22注目馬　25000万

新馬らしい前半ドスローも、逃げた2着馬が早目に動かしていった為に、中盤からハロン12.0〜12.5位の脚をかなり長く使う事を要求されたレース。
ほぼ五分に出て中段からも、4ハロン目辺りで前がラップを落とした為に、掛かり気味にスルスルと前に、その後はまた先団を見る形で進め、直線で外から呑み込みにかかるも、2着馬に粘られ、最後の最後でようやく交わすという内容。
この馬も何とかよく交わしたけど、自分でレースを作ってあそこまで粘っていた2着馬の方に驚きがありました。

陣営からも瞬発力が無さそうなコメントが出ていましたし、福島の新馬で下ろす時点で嫌な予感はしていましたが、中距離で切れるタイプではなく、主に2500m以上を走る長距離馬といったイメージでした。
当面は長距離の番組も無いし、この金額を回収していくのは至難の業ですが、先々の長距離重賞を目指して頑張って欲しいと思います。