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点が線にならないと

ある博物館や資料館等に行く時、その内容がある程度興味があるから行くわけですが、その場ではふぅーんって感じでその興味の炎はすぐに立消えしてしまいませんか?

でもドキュメンタリーな番組とか本とかで見る時って更に盛り上がっていきますよね。
それってストーリーとして繋がっていくからなんだと思うんです。

僕の好きな番組で "ブラタモリ" っていうのがあります。
あのタモリが日本各地に出没して旅をする番組であってると思うのですが、いつぞやから、地質学や地政学から見る各地域のありようを見ていく番組になっているように思います。

番組についての感想はさておき、たとえば金沢城址で言えば、その城主とか時代背景で石垣の積む方式が変わったりするわけです。
金沢城址の石垣は見事にそのデザインが変わっていて、それ自体も知識があれば楽しいし、さらに城主の変遷からもその時代のことがわかったりもするようです。
あのお城はそれをメインに楽しむお城だとわかっていれば、なぜあんな見せ方をしているのかがわかって、その面白さが倍増するんです。
ただ前田利家の歴史とかだけで見るより数段見応えがあると思います。

その他の回でも同じような、タモリの得意な分野からの視点で各地域を切っていくスタイルが面白い理由なのだと思います。

ひとつひとつはマニアックすぎて、それ知ってどうするの?案件なんですが、それを各々の専門家なり学芸員だったり先生だったりが解説することによって点が線になる。
これってすごくないですか?
ただ歴史の教科書とか年表だけじゃなく、その地域の地政学とか地質学を最大限利用してそこにそれはできていて、だからこそ何百年もその地にあり続けていたり、その痕跡を残せているんでしょうね。
そう思うと、その歴史はさらに深くなると思うのです。

最初の話に戻りますが、博物館や資料館はその目的の物を見るだけでもいいんですが、予習をして見るのは第一段階でさらにもうひとつ深く理解するために、そのひとつひとつのなにかまで焦点を絞っていけたら、ストーリーの繋がり方が数倍になってめちゃくちゃ面白くなるんだと思います。

去年観に行った、"岡本太郎展" とか "バンクシー展" も、横にマニアックな人の解説があったら面白さ数百倍だったんだろうなぁ〜🤔

皆さんは是非予習して、色々な物や場所やその他のことを楽しんでくださいね🤣

僕は予習も復習も苦手なので...💦

では👋


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