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インディーズゲームの面白さとオススメ (雑談 その七) (2021/2/22)

はいどうも,午です.

本日の内容は先週の告知の通り,『インディーズゲーム』です.

では,やっていきましょう!

1. インディーズゲームとは何ぞや?

インディーゲーム(Indie game)とは「Independent game」(独立系ゲーム)の略称で、個人や小規模の開発チーム、新規独立系企業、同人サークルなどによって作られたビデオゲームタイトルの総称である。国内では和製英語の「インディーズゲーム」とも呼ばれている。自作ゲームや同人ゲーム、フリーゲームもこれに該当する。

引用:ニコニコ大百科

基本的には1~2人で(資本的にも)小規模で作られたゲームのことになります.

1-1. 何が面白いのか

正直,これは何を思って作ったのだろうと思いたくなるゲームも多いです(steamには50円程度で売られているクソゲーが山ほどある).

しかし,その中から出てくる(有名になる)ゲームはコンシューマーゲームとは一味も二味も異なる印象です.

1-1-1. (いい意味で)ひねくれたシステム

特に目を見張るのは,ゲームシステムです.

『Undertale』はRPG調なのに弾幕ゲー(避けゲー)で,
『Crypt of the NecroDancer』はローグライクであり音ゲーで,

と,とにかく癖が強いシステムをしています.(笑)

さらに,『プレイヤーの視点』というメタ要素を盛り込み,予想の斜め上に答えがあるような,既存のゲームの枠に囚われないシステムも存在します.

1-1-2. 世界観や設定へのこだわり

独特な世界観や設定を持っているゲームがあるのも,インディーズゲームの魅力です.

先日レビューした『ENDER LILIES』は世界観とその雰囲気が印象深いゲームです.

緻密に考えられた世界観,そしてそれを表現するために力が入れられたグラフィックや音楽,コンシューマーゲームでも作りこまれているものですが,インディーズゲームはこれらの要素に加えて上記の捻ったシステムがあるのが面白いところ.

さらに,システムとの繋がりを意識した設定へこだわっているゲームも多く,そこにメタ要素を取り込むことで印象的なゲーム体験を生み出している驚きのゲームもあります.

余談

最近のコンシューマーゲーム(特に国産)はどうしてもシリーズものやリメイクが多く,新規タイトルで話題に上がってくる作品は少なくなってしまっている気がします.

これはやはり,ゲーム開発が大規模になってきたことで,ある程度の収益が見込めやすい方に重点が置かれる傾向が強くなってしまったからなのだろうと思います.

インディーズゲームは,こうしたコンシューマーゲームの風潮の中で「新しいゲーム体験を生み出そう」と藻掻く人々によって開拓された新たな括りとも言えそうです.

自分でもゲーム制作を行った事があるのでわかりますが,面白いアイデアを生み出すこと,それを面白いと受け取られるように実装すること,より良いゲーム体験とするために作りこむことは本当に大変で,ゲームを生み出した製作者の方々には頭が上がりません.

これからも,開発した製作者の方々に感謝しつつ,プレイしていきたいです.

2. オススメ4選

ではせっかくなので,オススメのインディーズゲームとして,テンプレ2個と個人的に面白かったのを2個ご紹介します.

使用画像はPVやsteamのストアページから引用しています.(gifアニメーションのみ実機で収録したものを使用)
なので,ネタバレは最小限度にしています.

2-1. Undertale

言わずと知れた名作ですね.

コンセプトは『誰もしなくていいやさしいRPG』で,この言葉にこのゲームの面白さが詰まっていると思います.

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主人公はある日モンスターたちの住む世界に迷い込んでしまったようで,主人公を操作して元の世界に帰してあげることになります.

モンスターたちは個性豊かで,誰もが生き生きとしています.彼(彼女)らと出会い,どう感じ,どうするか.そういったことを考えていくうちにどんどんのめり込むゲームです.

モンスターたちと時には戦闘となるわけですが,そのシステムも面白く,コマンド選択でありつつも,敵の攻撃は弾幕ゲーの様相で(物理的に)避けるシステムです.敵の弾の発射方法が個性的で避け方も一筋縄ではいかないところはとても良くできています.

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PVの通り,戦闘になったモンスターたちとは戦うだけでなく逃げるという選択肢もあります.本当に『誰もしなくていいやさしいRPG』なのです.

ただ,言葉には裏があるものです.もし,これからプレイされる方が居ればゆめゆめお忘れなきよう.

2-2. Crypt of the NecroDancer

これも名作ですね.ローグライクというジャンルにリアルタイム性を追加しようとして気が付いたら音ゲーになっていた.そんな感じのシステムが特徴のゲーム.

こればっかりは動画で見ないとわからないので知らない方はPVをご覧いただければと思います.
一応,GIFアニメーションも貼っておきます.(サイズ縮小の関係で下のバーの残像がついてしまっていますが,ご容赦ください)

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リズムに乗らなければ移動も攻撃もできないという驚きのシステムで,常に動き続けなければならないため,瞬時に判断しなければならず,簡単にうっかりミスをやらかしてしまう難易度の高いシステムです.

ただ,リズムに乗って敵をうまく倒せた時の爽快感は凄まじいです.曲もリズムに乗れることを意識して作られていることもあり,なかなか飽きが来ません.

ゼルダの伝説ともコラボしてゲームを出しているようなので,こちらもリンクを貼っておきます.

2-3. Lobotomy Corporation

基本的には「アブノーマリティ」と呼ばれるモンスターたちを管理するゲームです.

プレイヤーは雇用している職員に対して,どのアブノーマリティにどの作業をするか指示します.そして,その作業によってエネルギーを得ることができ,毎日決められたノルマまでエネルギーを集めきる必要があります.

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ただ,アブノーマリティたちには「機嫌」があります.機嫌を損ねたら…まあ,何かしらの事故が発生するでしょうね…

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基本的には職員に指示を出し,作業をさせ,時には脱走したアブノーマリティたちを鎮圧させる,そんなゲームです.

脱走する(機嫌を損ねる)条件は様々で,毎度手探りでやっていくのが面白いところです.

さらに,このゲームはモンスターたちを管理するだけのゲームではありません.

よく練られたストーリーと世界観,予想外のとんでもない試練.あなたはこのゲームをクリアできますか?というレベルの難易度に驚き,トライ&エラーを重ねクリアした達成感は何にも代えがたいものがあります.

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独立したギミックとコンボで起きる大きなギミックとそれらを誘発させるヤバいギミック,これらがしっかり意識された作りになっており,難易度は本当に高いものになっています.

ただ,ストーリーとシステムの関連性,ゲームをクリアしたその先にあるもの,どれもが楽しくとても面白いゲームでした.

2-4. OneShot

「one-shot」 は日本語で「1回限りの」という意味だそうです.

このゲームはタイトルの意味の通り,「最初の1回のプレイ」に重きを置いたストーリーとシステムになっています.

『OneShot』はプレイヤーと主人公によるインタラクティブなやりとりが特徴的な、新感覚パズルアドベンチャーゲームです。
太陽の失われた見知らぬ土地で目覚めた主人公「ニコ」を導き、世界に光を取り戻す旅に出ましょう。

引用:steamストアページ

基本的には「RPGツクール」で作られた作品で,「魔女の家」などと近しい探索型の謎解きゲームです.

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ただ,過去のどんなゲームにもなかったような謎解きが最大の魅力です.

多くは語れませんが,本当によくできた謎解き,そしてその謎解きを落とし込む世界観設定やストーリーは圧巻でした.

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また,個性豊かなキャラクターたちとのやり取りはもちろん,主人公とのやりとりも良く作られている印象でした.

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プレイ時間は6時間にも満たないのですが,間違いなく一生忘れないゲームです.

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3. 最後に

ここまで読んで下さり,ありがとうございます.

今回はインディーズゲームの話をしました.オススメについての話の割合が多かったですが,興味を持って頂けたら幸いです.

来週はちょっと投稿できるか怪しいですが,他の記事も良かったら読んで頂けたらと思います.

それでは,また次回!

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