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2周年なのでヘブバンの好きなシーンを書く

私が愛してやまないヘブンバーンズレッド、2月に2周年迎えを第5章「魂の仕組みと幾億光年の旅」が公開された。
大ボリュームなのもあり、更には中々プレイする時間がとれず3月末、ようやくクリアすることが出来た。
今更感がすごいのだが、先日プレイした5章までを通して2年間での本編での好きなシーンやイベントをつらつらと書いていこうと思う。

当然以下の内容にはヘブンバーンズレッド5章クリア前提の内容が含まれるのでネタバレにご注意ください





好きなシーン(本編)

1章、バッドエンドルート

このシーンが好きというよりは、「そんなんあんの!?ソシャゲで!?」という衝撃を受けたのがこのシーンである。
選択肢を間違えるとラスボスとの戦闘にならず、31Cが死亡するというエンド。
ソシャゲで、RPGゲーで、そんなんやっていいんだ…という衝撃とガレキに埋もれる蟹の手のスチルは、面白くなかったならやめりゃいいやと初期のヘブバンに対する適当な姿勢を改める機会となった。
このバッドエンドの存在が「蒼井の生存ルートがあるはずだ…!」と色々試行錯誤をしてしまう結果となり、忘れてたころに実装された後述の5章バッドエンドルートで顔を覆ってしまうことになったのである。

リリース直後の3章、フラットハンドを倒した瞬間

ヘブバンをプレイして2年経つがあの3章のフラットハンドが一番倒せずに何度もやり直しした敵であり、2年間ヘブバンをプレイして最も脳汁があふれ出た瞬間である。
リリース直後と書いたのはリリース直後はスタイルのレベル上限が今ほど高くなく、強力なスタイルも多くなかった。何より敵の強さが現在のようにある程度緩和される前のため、クリティカルお祈りや、めぐみんによるスタンお祈りなど、運に頼る部分も多かった。

現在では難易度が緩和されてずいぶん倒しやすくなったようだが、ヒーヒー言いながらフラットハンドにトドメを刺したあの手に汗握る瞬間の「よっしゃぁ!!」という体験はまさにそこにいる月歌たちと近いものであろうし、その後明かされたセラフ部隊員の真実も含め至上のゲーム体験をさせてもらった瞬間だと思っている。
だが、フラットハンドがトラウマになっており、異時層フラットハンドに挑戦したのは、実装されてから1年経ってくらいである。


4章前編、月歌とユッキーの背中合わせ

私は別段百合の愛好家ではないのだが、茅森月歌と和泉ユキの二人については「一生一緒にいてくれや」の感情以外を失ってしまったのがこのシーンである。

「ぶっちゅーしろ」だの「はよ結婚せや」などとおタマさん達から弄られてはいるが、キスシーンよりこういうのの方がエロいと思う(?)

セラフ部隊員は全員人間としてはすでに死んでおり、人間の遺伝子をナービィに移植することで蘇ったヒト・ナービィであるというユッキーにとって自分の芯であった"自分が蓄えた知識"すら他人の物であったという絶望を乗り越えるために、「月歌を支えることを自分の拠り所としたい」というユッキーの言葉を聞いて『どんだけ好きなんだよ…』と顔を覆ってしまった。

たぶんこの2人には一生勝てない。
このシーンで「月歌…お前だけが生きる希望だ」と言っていたが誇張でもなんでも無いのが5章をもって明かされたのでよりお気に入りシーンとしての文脈が強化されたのである。

断章Ⅱ、ラストシーンの「死にゆく季節でぼくは」のイントロが流れた瞬間

カレンちゃんのスクリームともにエンドロールが始まるの、芸術といっても良い。
断章Ⅱは特にお気に入りで断章1が結構シリアスだったのでⅡも身構えていたのだが、ギャグ要素多めで良かった。
復帰しためぐみんの人間的成長や、4章後編で描かれた虎徹丸の艦長のおタマさんの過去の補完など5章の前に控えた箸休めとして素晴らしいものだった。


5章の和泉ユキの全て

まさかオーキッド要素が掘り下げされるとは思わなかったが、語られた彼女の過去は想像以上に重かった。
ユッキー含め、ハッカー団体「オーキッド」メンバーは首の後ろにコネクタをつける生体処理をされていた。これにより電脳世界に行けるようになっており、第三次世界大戦を未然に防いだというオーキッドのハッキング活動はこれによるものだった。
しかし、これは電子ドラッグのような依存性があり、オーキッドメンバーは次第に廃人になっていくなか、ユッキーはかつての元の「She is Legend」のおかげで自分を現実世界へ繋ぎ止めることができたこと。
オーキッドは壊滅するも「オーキッドで正義の為に悪と戦ったこと」を自身の誇りとしていることが彼女の口から語られる。
随分前に「オーキッドって金玉って意味だよ。」と月歌に弄られたとは思えないほどシリアスな内容だった。

上記の自身の誇りを語るユッキー。


そして5章に待ち受けた展開。
バッドエンドルートがあるという噂を聞いて正規ルートクリア後にこちらのルートを確認した次第だが……。
何よりもきつかったのは月歌生死不明の共通ルートの自殺をしかけてしまうユッキーの姿が、心へしおれるかと思った。重い足取りでセラフ基地を彷徨うのが本当にしんどい。
やめてくれよソシャゲでメインヒロインの自殺未遂見せられるとかさぁ!樋口がいなかったらどうなっていたことか。

こんな顔するユッキー見たくない😭


5章予告ラストの月歌のピンチシーンを見ても「いうても月歌負傷とか程度でしょ?」と思っていた。丸呑みされるとは思わなかった。

「ソシャゲでプレイアブルキャラが死ぬとかあっていいんか!?」と蒼井の死の際は思った。
だが、今回のバッドエンドは逆に普通にやっては辿り着けないように巧妙に隠すことで“主人公死亡”という究極のルートを置いていった。
5章は月歌の過去掘り下げ、そしてユッキーの過去の掘り下げがなされたがここのタイミングでこそ、「茅森月歌を失うと和泉ユキはどうなってしまうか」ということを描く必要があると思ったからだろう。
私はずっと「Before i rise」の歌詞を月歌が誰かに起こされることを示唆しているのだと思っていたが、死ぬに死ねないユッキーを夢から目覚めさせてほしいというニュアンスにも受け取れるようになってしまったのが本当にしんどい。

ここかわいい

好きなイベスト

セラフ剣刀武術祭

31Aを抜いてセラフ部隊員から誰かひとり選べと言われたら私はいのりんこと、夏目祈を選ぶだろう。
勝手に師匠を名乗り始めた緋雨っちとの不器用な絆模様や、剣使いのセラフ部隊員の頂点を決める天下一武闘会など少年漫画のようなノリが非常に私の心をくすぐった。

主題歌の「Muramasa Blade!」を初聴きの際はダサい……と思ったのだが、いつの間にか「セイッ!ハッ!」がスルメのようにハマり始めた次第だ。
このイベントから始まったいのりんと緋雨っちの不器用な、剣で語り合う関係性はいやぁ良いものですね。
後の緋雨っちイベントで(冗談で)切腹しようとする緋雨っちを本気で介錯しようとするいのりんのドジっ子ぷりも可愛い

罪と罰と愛と

本イベストまでSSスタイルが実装されていなかったこともあり、怖いヤンデレというイメージしかなかったシャロことシャルロッタ•スコポスカヤのイメージが一変……でもないが好転したシャロイベ。月歌に諭され渋々と異国の者同士である31Xで食宅を囲んだり、サウナに行ったり、個々人の主張は強いが仲が悪いわけではないことが描かれていた

普段のマリア「殺すぞ」アイリーン「すいません!」の天井芸があるからこそ、「黙りません!」には感動させられた

何より、主題歌の「Autumn Howl」が良すぎる。
She is Legendのライブは豊洲pitのFinalに参戦したが、この曲を聴けなかったことが唯一の心残りである。


いや、でもナイトメアシャロイベントは怖すぎた

小さき帝と穏やかな朝食

丸山奏多と柳美音の執事と主の関係性の絆の深さは言うまでもないが、シッキーこと華村詩記と柳の関係がめちゃくちゃにツボである。
ハレムを作るのが夢という、超然として努力とは無縁のようなキャラクターかと思いきや、交流では部隊の中で誰よりも未熟であると悩み、陰ながら訓練に励む姿が明かされた華村詩記。
方やそのシッキーのその努力の姿勢を誰よりも認めている柳美音。
このクッソ顔の良い女2人からこんな関係性が抽出されるとは、ヘブバンをプレイして全く予想だにできなかった事態である。

単体でのイベントとしても良作だったが、U149イベントの丸山部隊や、セラフ剣刀武術祭でのキャラの関係性の発展など、これまでの数多くのイベントがあるからこそ見れる人間模様が素晴らしかった。

美人温泉物語

こういう部隊越境イベントもっとやって♡
あさみんと二似奈と全く予想できない所の組み合わせもそうだったが、美也ちゃーんドリフト!!をかます桐生美也の壊れっぷりがツボ。
浅見教官イベントが出たので、そろそろななみんこと七瀬七海イベントも来るに違いないと思っているが中々来ないものだ。

行動観察第1186号極秘報告書

最高だったが、正直二度とプレイしたくない。
このソシャゲのU Iを逆手に取り消滅していく蔵っちの記憶をこんな演出で描いていくのはあまりにも意地が悪い。
時間が遡っていくにつれ画面が白飛びしていったり会話ウィンドウの文字が消滅したり演出って何考えているんだよ……!
基本的にイベストなどはプレイ中にスクショを取ったりしているよだが、このイベストはあまりに辛すぎて一切のスクショが撮れず、早く終わらせてやってくれ…と頭を抱えてしまった。

Letter's on the back

31Dのテニスプレイヤーにして屈指のネガティブ人間、伊達朱里のイベントストーリー
自身が過去にいたテニス部で最上先輩という優しくしている先輩以外に疎まれていたと思っていた彼女が本当は皆から愛されていたこと。自身のネガティブさはあるが一歩を踏み出した彼女はきっと31Dの柱になることだろう。

「伊達……お前は、お前は31Dの柱になれ」

だが、31Dはのメンバーはどうしても仲良しから一歩抜けないイメージがあったが、31Eの大島家とは別の家族という、パパ(二階堂三郷)とママ(室伏理沙)という作中のネタもあながち間違いでは無いのでは無いかと思われる
しかしみさあかこと、伊達と二階堂の互いを補い合う良き2人だと思っていたが、二階堂⇄伊達⇄命という予想だにしていない三角関係が産まれて思わず自分も桜庭星羅のようになってしまった。




番外編

好きな柿沼P仕草。
ヘブバン生放送のスタイル紹介でスタイルの3Dグラを声優陣が舐め回すように眺めて興奮してる時に空気になっている柿沼P。



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