「結婚相談所に入ったって聞いて、何て愚かなんだと思ったよ」


３つ下の弟に言われた。


弟
結婚を焦ってるの？だとしたら焦らなくて良いじゃない。妥協して顔面の良くない人と無理矢理するより、誰かから紹介されたり出会えたりするかもじゃんこれから。婚期とか馬鹿馬鹿しい！

vs

私
私と同い年で顔も良くて性格も良い人なんていません！期待してはだめ！私も含めそういう年齢なの！
それに結婚に焦っていてる訳でも、そもそも結婚したい訳でもない！
だけどギリギリ20代に動かなかったら、将来なんでまだ年齢だけで求められる20代のうちに動かなかったんだと後悔するかもしれない。そんな芽を摘んでおきたかったの！
普通に出会ってまた結婚意思があるとか年収いくらとか価値観どうとか探り合うの面倒臭いのもう！

ファイッ！

拗らせているのかもしれない。
だけど、結婚意思さえ自分で分からない。
そもそも婚活って、何が正解かも分からない。
誰を選んでも責任は自分。

私は、他人と法的に結ばれる事が怖い。

財産分与とか、相続問題とか、相手の家族環境とか、全部引っくるめて結婚する事が怖い。
だけど、家族以外に心から信頼できる人がいる事は素晴らしい事だと思う。
私は相手を信じ抜く強さも度胸も無い。
だから、何かあっても1人で大丈夫かなと思えるように転職は公務員一択だった。

前に5年付き合っていた彼(結婚話もあったが向こうの親の金銭問題、それについての彼の金銭感覚がどうしても飲み込めず別れた)とのトラウマもある。

そこから公務員の試験勉強をして、いかに結婚がお互いに責任を背負い合うか学んだ。
それだけでなく、親子関係がいかに法的に免れることの出来ない関係であるという事も。

前に付き合っていた彼に付き合って2年経った頃、結婚意思を確認した。

答えは「NO」だった。

それはその時、彼親の金銭問題を彼自身が私に言えずにいたから。
私は彼が好きだったしどうにかしたい、ともがいているうちに時間経っていて、私はやっと結婚する気になった彼に「遅い」と告げた。

ここでは簡略化して書いてるけど、色々あった。
別れたのは俗に言う、結婚はタイミングってやつだと思う。

そうして割と勢いで入った相談所。

正直、割と軽い気持ちで入会した。
だから縁があれば、転勤のある人でも良いのかもしれないと思っていた私はぬるかった。
(私は地方公務員になるので単身赴任を希望するつもりだった)

だけど弟が、転勤がある旦那だと大変だよと。
かかりつけ医が出来ないよとか。職場に相談し合えるほどの人脈も出来ないよとか。
他にも私にはなかった発想を教えてくれた。

結婚は勢いってあの言葉は何だろう。
宗教、カネ問題は勢いの対象外として、
他人と一緒に生きて行くって、凄いこと。
だけどその相手は私、ちゃんと見つけられるのかな。

考え無しで、頑固でカタブツの姉。
偏見まみれの自分。柔軟性を手に出来る程の経験も余裕も開き直りも無い。


自分の生き方の正解って何やろう。
悩める働き盛りより愛を込めて。