在支診パート薬剤師の一日【妄想】

在宅支援診療所(いわゆる往診クリニック)で、週4日、9〜16時で働いている。

前職である調剤薬局の薬剤師を辞め、3ヶ月間の充電期間ののち、住んでいる市内のクリニックで運良く働かせてもらえることになって、もうすぐ半年。

薬剤師としての実務経験に加え、実務経験はないもののケアマネ免許も持っていて介護保険に明るいこと、他地域でだが地域連携の勉強会を開催したり地域ケア会議に参加した経験があり、地域における多職種連携に関わる仕事がしたかったこと、それが採用につながった。

現在の仕事内容としては、
朝、往診に出る医師・看護師と申し送りをして送り出し、
他職種と電話等で連絡を取り合ったり、診療情報提供書など書類の下書きをしておく。
各職種からの報告書に目を通したら、必要事項を電子カルテに入力し、それらを反映した次回の処方せんの下書きを作っておく。(薬局やケアマネからの、次回は○軟膏が欲しいとか△坐薬は余ってるから不要とか、診察の本筋以外の要望は抜けがちなのだ)
電話対応もする。
薬局からの疑義照会には、医師と決めたルール内ですぐに返答できるようにしており、お互いに手間削減になっている。
新規患者には基本的には私単独で事前訪問することが多く、初回の問診や契約を済ませ、薬剤管理状況をみて訪問薬剤管理指導が必要かどうか判断する。
訪問薬剤管理指導を依頼する場合、対応できるか薬局に打診しておく。
地域の調剤薬局とは電話・FAX・メールだけではなく、研修会等で直接顔をあわせており、お互いに情報のやりとりがしやすい状況を作っている。
在支診で唯一、点数のつく仕事が、退院時カンファレンスへの参加だ。入院から自宅療養に移行するにあたって、何をどう変えるか変えないか、必要な物品など事前に把握しておく。
これらの業務で、ほぼ残業もなく退勤できている。
薬剤師というよりはコーディネーター寄りの仕事だが、診療の負担軽減、患者満足につながっていると自負している。


それまでは時短ではあったが常勤を貫いてきたけれど、手のかかる未就学児2人を抱えて、毎日イライラすることに疲れてしまった。
朝のグズりや通勤電車に間に合わないかもしれない焦り、寄り道ばかりで進まない帰り道に、スピード重視の夕食。
2回目の育児休暇から復帰して1年はがんばったけれど、このままではきっと続けられないと判断した。
そして転職。
通勤は自転車だから、寄り道もなくなって快適。
子供たちも楽しそう。
帰宅が早くなったので、余裕をもって夕飯を作りながら、何でも自分でやりたい2歳息子のおてつだいを見守ることもできる。
もうすぐ小学生になる娘は勉強ブーム。通信教育が楽しいようで「しゅくだいやる!」と張り切っている。

今はこのくらいのゆるいペースが合っている。
いずれ子供たちが大きくなった時には、学会で発表したり、本を書いたり、地域に出て講演会で話すなど、活動の場を広げていきたいと目論んでいる。

まだまだ人生折り返し地点、これからだ。


※以上は、来年3月頃にこうなっていたい、という妄想です!

#私らしいはたらき方

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