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10億以上調達企業で未EXIT企業58社のその後:2013〜2018年度版

2013/7/27 12:00追記)
サンプルとして「メディア」のみ無料箇所に変更

前身のTHE STARUPは2011年からですので、干支が一周するくらい国内のスタートアップを見てきました。資金調達額や件数は年々上昇していき、10年前は1億以上調達が一つの大きなラインと感じていましたが、昨今では珍しくなくなり、10億以上調達もよく見かけるようになりました。

資金調達額が大きいと、その後IPOやM&Aしやすいのか?大型調達したものの、まだEXITしてない企業は今どうなっているのか?が気になったので、調査しました。

一定の年数が経っていないと検証しづらいこともあり、2013〜2018年の6年間分でウメキワークスのスプレッドシート上にデータがある企業を調査しました。

1億以上も、10億以上も調達件数は毎年が増えています。当然ながら、ヴィンテージが古い企業の方がEXIT率が高いはずですが、10億以上調達に絞ってみると、2015年、2016年が比較的IPO確率が高いです。2017年以降に調達した企業のIPOはまだまだ増えてくるはずです。

読者の皆さんも肌感覚としてはあったはずですが、実際に数字で見ると、1億以上調達企業より、10億以上調達企業の方がIPO確率は高いです。

ざっくりいうと、2013-2018年の6年間で10億以上調達したスタートアップのうち3割はIPOできている感じです。

参考:算出例)厳密にいうと、2014,2015年は1〜10億のレンジで、2016年に10億以上調達で、その後IPOした。という企業は、2014,2015,2016年の「1億以上調達のIPO率」と2016年の「10億以上調達のIPO」でカウントされています。

めでたくEXITできた企業は良いのですが、10億以上も調達しておきながら、まだEXITしてない企業って何してるんだろうか?その中から今後IPOしてくる企業はどれくらいありそうかな?というのが気になりました。

2013-2018年に10億以上調達していて、まだEXITできていない企業をリストでまとめます。58社ありました。ざっくりではありますが、ジャンルごとに見てみましょう。


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メディア:6社

追記)サンプルとして、こんな感じで年度別の調達額も記載しています。スマニューの調達額が2019年以降見落としていたので追加

細かいですが、右側に年度ごとの調達開示額を記載。(各社の調達がない年度は非表示に)

ざっくりとメディアでいうと、2014年のキュレーションメディアブームでグノシーとその後NewsPicks擁するユーザベースがIPOしたものの、ユーザベースはMBO、グノシーも時価総額100億台で爆死中。

そんな中で、スマニューの2,000億のバリュエーションは正当化できるのか?ナスダックIPO説もありますが、どうなっていくのか。

Antennaのグライダーは一応生きていますが、死亡寸前な気はします。

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