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歴史能力検定日本史2級に合格。全国通訳案内士試験の日本歴史が科目免除になる

2017年歴史能力検定の日本史2級に合格した。

歴史能力検定の日本史1級と2級の合格者は、全国通訳案内士試験の一次筆記試験科目の日本歴史が有効期限なしで科目免除になる。

全国通訳案内士試験の合格を目指していたが、一次試験の日本歴史は特にチャレンジだったので受験を迷っていた。過去問を解いた結果は散々でこれからどう攻略しようものかと頭を抱えた。
そして、全国通訳案内士試験の受験をいよいよ決めたときは申込み期限が過ぎてしまい、そこで歴検の日本史2級の合格を先に目指すことにた。

歴検2級で求められる歴史の知識と理解力は高校で学ぶ程度のレベルである。
歴検から過去問集が発売されているが、歴史の勉強は暗記することが多いので、暗記を含め効率よく試験の準備を進められるよう大学受験用の参考書と問題集を選ぶことにした。

私が使った大学受験用の参考書と問題集は、全部で3冊で、

  • 超速!最新日本史の流れ 原始から大政奉還まで、2時間で流れをつかむ竹内 睦泰 

  • 金谷の日本史:「なぜ」と「流れ」がわかる本:大学受験日本史 近現代史 金谷俊一郎

  • 日本史B一問一答:完全版 金谷俊一郎

この3冊を使い、4カ月間の勉強で合格ラインぎりぎりで合格することできた。
具体的なタイムスケジュールと勉強方法は、

  • 4か月前に開始し、試験の2か月前までは、参考書を繰り返し読む。

    • 参考書を読んで要点をノートに纏める。これは受験勉強と同じ。

    • 参考書を読み返すたびにノートの内容を更新する。覚えていないことをマーカーペンで強調したり、暗記できるよう工夫した。

  • 2カ月前から試験日までは、一問一答で理解度を確認した。

    • そして、歴検のウェブサイトに掲載されている練習問題を解く。

    • 一問一答や練習問題で不正解だった問題は参考書を確認し、ノートを更新した。

    • 試験の数日前から前日まで、ノートを総点検のつもりで読み返し、暗記できていないところは試験直前まで確認した。

歴検の会場は都内の大学であった。小学生から年配の方まで幅広い年代が受験していた。歴史好きが集まったイベントのようである。

問題冊子は持ち帰りできたので、解答速報の回答と答え合わせしてみたところ、自己採点は合格ラインの正解率6割ぴったりで少し不安になった。

年が明けて届いた合格の通知は、「あなたの正解は6割だけれど、日本歴史の教養が身につきましたので合格とします」と解釈した。

全国通訳案内士試験の日本歴史の出題は、外国人観光客に人気だったり関心が深い歴史、人物や場所・土地に関連したものが中心になる。そのため、過去には「ニッチな」問題が出題され、得点が難しい年があったりした。
一方、歴史能力検定は、出題範囲は広いが、ニッチと言われるような問題は見られず、歴検受験後、王道の勉強方法がうまくいくという印象を持った。
大学受験用の参考書と問題集は、受験生がスラスラと読み進められるよう作られているのだろう、歴史の知識が少しずつついていくことを楽しみながら勉強できたこともよかった。

全国通訳案内士試験の日本歴史の合格に不安がある場合、科目免除となる歴検2級の合格を目指すこともお勧めしたい。

この記事が、全国通訳案内士試験の日本歴史の対策の1つとして参考になれば幸いです。

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