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漫画で研修♪ 管理栄養士編 その1

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介護職員が「管理栄養士」さんから受ける研修の内容をマンガにしています。スライドは実際に使われたもので、管理栄養士による作成です。マンガ部分は…解説になっているもの、なっていないも… もっと読む
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本日はこんにゃく祭('ω')

このところ、アシ仕事+趣味漫画を描いている梅熊です。 いっぱい絵を描いていると実に満足感があり、それ以上なにかを言おうという気が失せますねえ…(笑) ただまた座りすぎの神経痛だけはカンベンなので、夕方少しは遠くのスーパーまで歩くようにしております。散歩が本業、と。 そして昨日、実に嬉しい発見がありました。 そのスーパーは、「こ〇にゃくパーク」製品がとても豊富なのです('ω')いまでこそ神奈川県民の当方ですが、生まれは上州群馬県。群馬県といえば 世界一のこんにゃく王国で

漫画で研修! 管理栄養士フクシマ プロローグ

と、言うわけで、管理栄養士さんの研修を漫画にしてみます。 ゆっくり更新していきますので、よろしくお願いします。 梅熊大介 拝 次の記事はこちらです。 https://note.com/umekuma/n/n7839b6ef5826

登場人物紹介

研修マンガについて 一応のご注意 ○無断複製・二次使用はお控えください。 ○スライド部分は実際の研修に使用されるものですが、マンガ部分はフィクションです。マンガ部分から正確な知識を得られるものではありません。 ○この作品は栄養・運動に関する一般的な研修風景です。実際・個別の案件に関してはかかりつけ医等にご相談ください。 文責 ○スライド 福島礼子(管理栄養士・健康運動指導士。㈱大起エンゼルヘルプ所属) ○マンガ 梅熊大介(漫画家) 次の記事はこちらです。

1、テーマは骨・筋肉・食べ物♪

拙著『ボクは介護職員一年生』(宝島社)は、グループホームに勤める介護職員(私)の日常を描いたエッセイマンガですが、その中にも脱水・誤嚥(食べ物が気管に入ってしまうこと)についてそれぞれ一章が割かれています。転倒についてはあまりに日常的で章を割いてはいませんが、入居者さんが立って歩くとき必ず職員がセットで描かれています。むろん転倒予防のためです。 特に食事の誤嚥やそれによる肺炎では、入院した入居者さんの身体状態が短期間でガクっと落ちてしまうお話ですが、これも実体験からの創

2、目指すはピンピンコロリ♪

そうです、長すぎるのですw もと介護職員としてこういうことをいうのもナンですが、正直言って介護施設に入りたくて入る人はいないでしょう。当方も入りたくありません。病を得て、事情があってやむなく入るところです。 で、介護職員はというとこれが慢性的に人手不足であります。困ったことです。当方このような介護にかかわるマンガを描いていて、どうしたら現場の職員さんのためになるかとつらつら考えて見まするに。 なによりもまず「ほかならぬ自分がいつまでも元気でいる」のが当たり前ですが一

3、栄養・運動・あとは○○。

外に出れずとも、社会参加できる時代で助かってますw ところで栄養や運動のお話…というのは、難しいリクツを抜きにしてしまうと結局のところ「よく食べて運動しよう」で終わってしまうwのではないでしょうか。フツーすぎて、漠然としてて、つかみどころがないものです。 そんな時は逆を考えるのもひとつの手かもしれません。 私事の恥ですが、当方学生時代、新聞奨学生をやっておりました。新聞配達で学費生活費を稼ぐというアレです。学費もないんだから当然貧乏であったわけですが、若いもので欲し

4、カルシウムは「吸収率」!

カルシウム×乳製品で吸収率アップとは、当方(梅熊)初耳でして、以降テーブルに「キャンディチーズ」を常備しておりますw どなたにもなんとなくの好き嫌いはあると思うのですが、当方、昔から乳製品をあまり食べない自覚はありました。あれば食べるのですが、自分から積極的に買ってきたりしません。どうしてだろう…と考えてみて気づいたのですが、冷たいのがイヤだったんですね。牛乳とかヨーグルトとかチーズとか。 で、常温でも一日は持つ、食卓に出しっぱなしにできる乳製品として「キャンディチー

5、カルシウムを上手に貯金

事情は筋肉も同じだそうで。 (管理栄養士フクシマより追記) 健康運動指導士の世界では筋肉を鍛える、貯めるのを「貯筋」などといいます。 …お金と違うのは、お金は使うと減りますが、骨や筋肉は鍛えると強くなることです。 次は具体的にビタミンDを見ていきます。

6、ビタミンD(カルシウム吸収)

カルシウム吸収を助けるビタミンD…吸収率が悪いと言われるカルシウムですから、乳製品と並んで覚えておきたいところですが…。 なんでしょうね、パッと見た感じ「毎日無理なく摂れる」って感じのものが見当たりませんねw「カツオの塩辛」って当方食べたことがないのですが、おいしいのでしょうか? 中でも突出して桁違いの木耳ですが、これも白木耳の乾物となると中国食品を扱うアンテナショップくらい行かないとなかなか売っていません。 …でもまあ、ご安心ください。前回「5、カルシウムを上手に

7、ビタミンK(Ca流失防止)

ビタミンKのほうは海苔・ワカメなど朝食の常連、また大根・小松菜など普段使いの野菜に含まれているようです。まあまあ自炊する、という方なら普通に食べている感じでしょうか。 なかでも手軽なのはやはり納豆ですね。 基本的に「納豆はエライ」のはもう定番で、骨のため(ビタミンK)以外にも自然なお通じのため(菌の働き)、筋肉のため(植物性たんぱく質)などどこにでも登場します。当シリーズでも納豆をフィーチャーしていくことになりますがw。 特に料理が苦手・面倒な人には嬉しいですよね。

8、骨粗鬆症の予防

介護職員は仕事の記録をいまどき「手書き」で残すことになっております。 医療でもそうですが、これは記録の改ざんを防ぐためです。消えるボールペン(フリクション)が流行しだした時分、本社からわざわざ「記録に使うことまかりならぬ」と通達がありました。 ために、介護職員はあるていど漢字が書けなくてはなりませんw。 ですが介護現場というのは忙しいもので、記録を書く時間はなるべく少なく済ませたいもの。面倒な字はカタカナにされたり、イニシャルになったりして書いた本人以外解読不能な記

9、熱に強いビタミンD・K

ビタミンにも熱に弱いものと、熱に強いものがあるそうです。また水に流れ出るもの、油に溶けるもの、酸化しやすいもの…等々いろいろ特徴があるもので。 これはけっこうフクザツで、よく言われる「ビタミンCは加熱すると壊れる」なども誤解(酸素に触れて壊れる、または水に流れ出る)だそうで…なかなか覚えるのがムズカシイですが。 骨に大事なD・Kについて言えば油で加熱調理が吉,だそうです。 毎回、いろいろな食品の例を具体的に出しています。当然、全部覚える必要はないのですが、身近なもの

10、やっぱり運動(^^;)

介護で運動というと、どうしても「歩こう!」という話ですね。 歩こう×2、私は元気♪…なる歌がありますが、逆です。元気だから歩くのではなく、歩くから元気でいられるのですw。 拙著『ボクは介護職員一年生』(宝島社)にも描きましたが…介護職員になりたてのころはまだ難しい支援はできず。見守り、付添いなど日常生活のお手伝いをしながら、正直「こんなことやっててなんか役に立ってんのかなあ…」とギモンを感じる日々でありましたが。 この効果がわかったのは、入院した入居者さんが「退院」

11、サルコペニアとフレイル

…無内容なマンガでスミマセン<(_ _)>。二つとも要するに「お年で体が弱った状態」くらいのことです。 まあ一応研修なので専門用語解説を入れましたが、なにもギリシア語まで無理に覚えることはないwと思いまして…。 実際、現場で聞いたことはありません。お医者さんだって「お年で筋力が弱ってますね」と普通に日本語で言います。相手に分かるように話すことのほうが、専門用語を覚えるより大事かとは思います…ま、一応です。 それよりマンガに描いたように介護現場でのヘンな言葉や略称の氾