見出し画像

『芹ヶ沢陶房の納豆碗と真竹の季節が来た2023』

 埼玉県のほぼ中央に越生という所がある。
「おごせ」と読む。

梅やゆずの生産が盛んな所らしい。
らしい、
というのはまだ行ったことがないからだ。

その越生で窯を開いている陶芸家の友人がいる。
石川真理さんという。

その真理さんから先日、納豆碗を買った。

納豆のための碗だ。
もちろん、珍しいというほかない。
納豆などというのもは適当なものに移して
適当にぐりぐりとかき回して粘りがでたら
炊き立ての飯にかけて食うだけのことだが
真理さんは違う。

そのぐりぐりする碗を作るために
轆轤(ろくろ)を回したのだ。

釉薬は青白磁。
手作りならではの味わいのある碗が出来上がった。
今日も薬味と一緒にその碗でぐりぐりして
その碗のまま食った。

何だか
俺もこだわっている感がして
そこぶる気分がいい。

やはり手にたっぷりと暖かさを感じる陶器と
さっぱりと爽やかな磁器とは味わいが違う。
ま、コンセプトが違うのだから当然ではあるが。
ラーメンなどは磁器のような
サッパリした丼が似合いそうだな

陶器は力強い土の味わいを
どうだ!!と言わんばかりに出している。
そこが一番の魅力でもある。
だから、
ヨーロッパ人たちも憧れる日本の芸術なのだ。

その越生(ogose)には
カメラマンの南さんが経営する『山猫軒』がある。
ギャラリィ&カフェということだが、
定期的にライブも開催している。

この『山猫軒』にも行かねば、
そう思いながらいまだに行ってない。
「え〜っ?まだ行ってなかったのぉ?」
などと誰かに言われる前に行かなくては。

その陶芸家・石川真理さんが
昨日エアジンを訪ねてくれた。

予約しておいた”狭山茶”と
真理さんと住む町、人を
マットでキレイな写真と暖かい文章で紹介する
本を届けてくれたのだ。

この本はエアジンに置いておくので、皆さん手にとって観て読んでくださいね。

ほんの数日前に梅雨入り宣言が出た。
ま、今更ながら天気予報のハズレには
驚きもしないが今日、雨は降っていない。

しかし、この季節になると
『真竹』が出回ることになる。
ほんのちょっとの期間だ。
昨日、馴染みの農家から手に入れてきた。

30センチほどの大きさだ。
ほんの少しの苦味がある。
これがまたいいのだ。

昔はこの真竹の皮でおにぎりを包んだそうだ。
ああ、そんなおにぎりを食ってみたいなあ。
今では贅沢な話だ。

昨日、よしえさんが
灰汁を抜いたり剥いたり切ったり茹でたり
と手際良く仕込んでおいたので
今日、食える。
今夜のライブ打ち上げ用にも
ちゃんとエアジンに持ってゆくのでみんなで食おうぜい。
美味いぞ。

日本酒にタリピツの贅沢な味だ。
ジンガイにはちょっと良さが分からないかもなあ。
今夜のふたりはイカレポンチのジンガイみたいに見えるが
実はポンニチなので真竹の良さがわかるはずだ。

武満徹、宮澤賢治なども歌います。歌いっぷりは変わってますが。
この柔らかい部分がまた美味い。今夜は梅味です。

さあ、
いよいよ夏に向かってまっしぐらだ。
エアジンのライブや配信も新しい段階に入ってゆく。
人生はチャレンジですからねえ。

やりたいこといっぱいあるからねえ。
振り返ってる暇なんぞないぜい。

じゃあ、
またエアジンで会いましょう!!!

  うめ。2023.6.10

陶芸家・石川真理

石川真理FB
https://www.facebook.com/profile.php?id=100013648633204
横浜エアジン公式HP
https://www.airegin.yokohama

LIVE配信『横浜エアジン商店』
https://umemotomusica.stores.jp
https://www.youtube.com/watch?v=jHqDpLVUiYc&t=4s







この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?