見出し画像

『翔んで埼玉』の越生に行ってきた。2024.mar.

 クレヨンしんちゃんの故郷、小江戸(小京都ではない)、
サッカーの浦和レッズ、と大宮ナントカ、マニアの狭山茶、
俺も大好きな深谷ねぎ、Noriが住んでる和光市、そこは東京のほう、
ダサイタマ、さいたま、tomokaや桃ちゃんの出身地、坂田明さんが住んでる。
などなどが埼玉県という県だ。

今回はその埼玉の越生に行ってきた。
帰宅後にさいたまをフュチャーしてる映画『翔んで埼玉』のvideoを
借りてきて大笑いして観てしまった。

埼玉のほぼ中央に位置する入間郡『越生』。
日本三大梅林(水戸と熱海?和歌山じゃないのか?)、
ゆずの町、などとも言われるようだ。
そして、
ここ越生は埼玉の『秘境』とも言われているらしい。
映画にはこの町の話題など全く出てこない。

「 越生」。

まず、読めない。
そう、この地域は
日本屈指の難読地名の宝庫でもあるらしい。
(ま、横浜『関内(KanNai』のヤツに言われたくないかも?)

「越生」。

「おごせ」と読む。

その越生(おごせ)に我々ふたりは
八王子駅からJR八高線に乗り、
高麗川駅で乗り換え、
この駅名『高麗川』も読めない。
「こまがわ」と読む。

そして、『毛呂駅』
笑ってしまうくらい読めない。
ケロかと思ったら『もろ』だった

ケロっと読みたくなる。JR八高線。


ともかくそんなことで、道中が楽しい。
越生(OGOSE)に着いた。
地元ケーブルテレビの尾内さんが
駅に迎えに来てくれていた。
「おない」さんと読む。
地元では有名な敏腕テレビウーマンだそうだ。
インスタのフォロワーが1万を超している。
今では俺もフォロワーのひとりになった。

同行のよしえさんの旧姓が大内(おおうち)だったので
きっと迎えに来てくれた尾内さんは
「おうち」さんて言うのかしらね。
などは浅はかな発想の俺たちであった。
(尾内(Onai)さんでした、失礼しました)

JR越生(おごせ)駅は無人駅である。
が、決して秘境ではない。
しかも、
東武越生線とJR八高線が乗り入れているから
そこらの「ステーション」とは訳が違う。
ここは『ターミナル駅』だったのだ。

ただ、住所がすごいよ
埼玉県入間郡越生町大字越生386.
今では都民が憧れる大字(Oh-Aza)だ。

駅の小さなロータリーには太田道灌が立っている。
駅のトイレも清潔で綺麗だ。

後ろの小さいのが太田道灌。前の人は同行のよしえさんだ。越生駅西口ロータリー。


今回は
陶芸家・石川真理さんが主催する昼食会にやって来た。
14年振りの昼食会だという。
真理さんの料理上手は作曲家のshezooなどからも噂は聞いている。
今回は少人数で真理さんの新作焼き物と食事を楽しんでもらう。
そんな会に誘われたのだ。

県道61号線の途中を右に入ると「あじさい街道」となる。
車はいよいよ清流に沿って山道へ分け入ってゆく。
途中に『山猫軒』の看板が何度か設置してある。
そう、ここは秘境の名店があるところでもあるのだ。

清流に沿って細くなってゆく山道を
尾内さんはブンブンと車を走らせる。
ま、勝手知ったる山道ということなのだろう。
鮮やかなハンドル捌(saba)きで
いよいよ『芹ヶ沢陶房』に着いた。



こりゃあ、結構な山奥だな。
雨に煙る山々がなんとも神秘的だ。
座敷に招かれて久しぶりに真理さんに会った。
きちっと着物を着込んだ真理さんは
エアジンで会うのとは別人のように堂々としている。

同席する先客の方々に挨拶をしながら
景色の話をしていると真理さんも
「そうなんです。ここはどの季節もいい景色なんです」
そう、嬉しそうに話してくれた。
山間だけに春夏秋冬の移ろいが楽しいだろうな。

さあ、昼食会が始まった。
食客は我々を含めて7人。
今回のために皿も焼いたという。
食事は裏山で採った山菜も出るという。
地野菜だ。
これは楽しみが尽きない。

以下が、器と料理だ。

黒の皿は迫力がある。箸は四角だ。




これは新作。
どれもこれも美しい器だ。

このデザートに使われた漆黒の方寸皿は
「深夜仕事をしていて、ふと見上げた真っ黒の空に浮かんでいた月を皿の中に表現したもの」
と真理さんが言うように
食べ終わると皿は
漆黒の空に月が浮かんでいる景色が現れる。
そんなトリックが楽しめるようになっていた。



ゆったりとした時間が流れた。
とても美味しく楽しい午後だった。

真理さん

 とっても楽しかった。
 ごちそうさまでした

  うめ。2024

で、映画『翔んで埼玉』だが
越生は出てこない。
東京に電車一本で行けるのに
ま、東京といっても池袋だが。
越生は埼玉でさえ秘境なのかも知れない。
しっかし、
あの映画は完全に関東モノだな。
箱根の向こうの人にゃあ分からない話ばっかか?
崎陽軒のしょうちゃんなんか出てきて大笑いだが、
エアジンの打ち上げじゃあお馴染みだ。
しかし、
地方じゃ誰でも意味不明だろうなあ。
第一、崎陽軒が横浜の代名詞ってのも気に食わないが。
まあ、どこの町も一長一短だからなあ。
人間と同じってことか。
ったく、意地の悪い映画だなあ。
うひひひ


カブの豆皿を買ってきた。今度、打ち上げで使いますよ。
デカい椎茸とならぼう菜は『山猫軒』からのお土産。
こんなデカいツボも引いている。



この食事会の後、
尾内さんに山猫軒まで送ってもらった。

噂の山猫軒にやっと行くことができた。
そのことは次回書くつもりだ。



越生。

いやあ、さいたま。
人も空気も気持ちよかったなあ。

    うめ。
    横浜エアジン店主。
・・・・・・
陶芸家・石川真理
https://www.facebook.com/profile.php?id=100013648633204
山猫軒
https://www.yamaneko.info/?fbclid=IwAR2aMzbqSijP9BRLU3cF0kzfpwNA0-bLv5yK2-8FMKo2pYAVUMIUO25zqy0_aem_AahSVb063z_Jl5oygiob8g8pNyRG8TqoU0Wqbl7w6VVI14xsBHOzKer-BsgXHY0zAwpfXrhdQrwgZumhgOM1-Zdp

横浜エアジン
https://www.airegin.yokohama
『横浜国際なんでも音楽祭2024春』


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?