Yukako

スロバキア暮らし2年目のいろいろ。美術大学の大学院に在学中。 制作や、食、言語学習など…

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スロバキア暮らし2年目のいろいろ。美術大学の大学院に在学中。 制作や、食、言語学習など生活のことなど気ままに綴ります。 金沢で四年間日本画を学んでいましたが、今は版画をやっています。 一緒に暮らしている恋人は、多分前世が日本人。

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あなたと近くにいるために。言語の旅路は続く

私がスロバキア語を学び始めたのはおよそ2年前。大学院入試の半年前だった。 留学生枠ではなく正規学生としての受験だったので、面接やポートフォリオ制作、モチベーションレター執筆をスロバキア語でする必要があり、授業もスロバキア語で行われるので、スロバキア語を学ばない道はなかった。 一人旅で訪れて以来ずっと好きな国だったので、学ぶきっかけを与えられたわたしはそれは猛烈な勢いで勉強した。半年なんて不可能かと思ったけど、無謀な挑戦を楽しむことに決めたのだ。 スロバキア語の語学テキストと

    • 始まりは、霧の中で

      去年の大晦日、一緒に住んでいる恋人が打ち上げ花火を買ってきた。 スロバキアでは新しい年が始まるとき、花火を打ち上げる。 年末からスーパーの一角や街中に花火の屋台が現れ、打ち上げ型の中型の花火がどんどん買われていく。スロバキアで最も花火が売れる時期だ。 12月30日ごろから、待ちきれない人々が夜になるとポン、ポンと打ち上げて、大晦日の23:50ごろから急激に増え、新年を迎える瞬間は最高潮になり、新年の訪れを告げる。 一体どれだけ多くの人々が花火を上げているのか、その轟音はしばら

      • グラーシュを煮込みながら

        グラーシュというのはハンガリー生まれの、牛肉や野菜をじっくり煮込んだ少し辛いスープでスロバキアでの定番メニューでもある。我が家でもこの時期何度も食卓に並ぶ。今日は材料がたまたま揃っていたのと、少し寒い日だったからグラーシュに決めた。 最近料理をするときに、欠かせないお供がある。 それは土井善晴さんとクリス智子さんの「料理を哲学するポッドキャスト」。 土井さんの知識の深さや上品な語り口、全てが耳に心地良くて聞き入ってしまう。 料理、生命、伝統、物語・・・いろいろな要素が繋がっ

        • 私の 『ダーリンは外国人』

          2023年も気がつけばあと2週間。急に今年やり残したことはないかとか、振り返りを始める時期になってしまった。 noteにアカウントを作ったものの、文才溢れる方々のnoteを感心しながら読むだけでな〜んにも書かなかったな・・・、と思い出して今試しに書いてみているわけです。 私は去年の9月からスロバキアの大学院にイラストレーションを勉強しに来ていて、今1年と3ヶ月が経過。 最初は特に手続きに必要なスロバキア語が意味不明でガチ泣きしたり、孤独と課題のプレッシャーで一杯になりながら

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