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中学3年生の数学・理科の勉強方法

何ができていて、何ができていないのかを把握する


中学3年生で理系科目が苦手な人で、
どうにか点数を伸ばしたいと思っている人向けの記事です。

学校の総合テストや模試の結果が返ってきた後、
点数に一喜一憂するのではなく、
やるべきことは答案を見て、自分は何ができていて、
何ができていないのかをしっかり把握することです。

もし、塾の先生など相談に乗ってくれる人がいれば、
恥ずかしくても必ずテスト結果を見せましょう。
現在の実力から、取り組みやすい苦手範囲をおすすめしてくれるはずです。

例えば、個人差はありますが、
総合テストの数学結果が50点くらいの場合は、
一旦図形の範囲は目をつぶって
一次関数や方程式の文章題に取り組むことを
すすめられることが多いと思います。
特に数学は出題範囲がある程度固定されているため、
ターゲットを絞って勉強することが
点数を伸ばすためには必要不可欠になります。

苦手克服用の教材

苦手範囲はいきなり問題集などに取り組むよりも、
先に噛み砕いた説明のある参考書を読んでおくほうが
結果的に近道になります。
こちらの「ひとつひとつわかりやすく」シリーズは
定番ですが、拒否反応を示さずに嫌いな単元に
向き合う上ではハードルが低い教材です。

「語りかける」シリーズは厚みのある参考書ですが、
いまいちわからない範囲をピンポイントで読むことで、
授業を受けている感覚で基礎から勉強できます。

もちろん、映像授業の活用も有効です。
あきとんとん先生のYoutubeチャンネルでは、
特に中学理科は再生リストに授業がまとめてあるので
勉強したい範囲を簡単に見つけ出すことができます。

一番のおすすめは、学校の教科書

しかし、私が苦手教科の克服のために
一番おすすめできるのは学校の教科書です。

「県立の入試問題には学校の教科書に
 載っていない内容は出ない」
という話を聞いたことがある人もいると思います。
実際、教科書の内容がしっかり理解できていれば、
他の参考書に手を出す必要は一切ありませし、
テストの結果は必ず出ます。

数年前、英語や数学は80点くらい取れるのに、
理科だけが40点くらいの生徒がいました。
入試直前の1月後半になってもその状態だったので
かなり焦っていましたが、一旦落ち着いて
教科書を最初から最後までやり直したところ、
入試本番では84点を取得することができました。
本人も講師も、もっと早く教科書に取り組んでいれば、
と思ったことは言うまでもありません。
「大抵の解決策は、シンプルで身近なところにあるのに
なかなか見つからない」という言葉の意味を、
私自身、身に沁みて理解できるエピソードでした。

特に他の教科がある程度できているのであれば、
苦手科目とはいえ教科書を読んで
基礎を理解するだけの力はおそらくあるはずです。
自分を信じて教科書に向き合うことをおすすめします。

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