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ささやかな、子育て中の話

末っ子は、数字が苦手。
(いやいや。国語も体育も…苦手な方。)

幼少期は、3以上は「いっぱい」。
100まで数えたり、時計も読めないまま入学。

(ちなみに長男は、字が書けないまま入学した。笑)

1年生の頃は、

7+0=0

ではないということを、どうやってわかってもらえばいいのか息子と頭を抱えた。

「そもそも0とは?!」
みたいなことを、二人で真剣に悩んだり(笑)。

「2年生はかけ算かぁ…」と想像していた通りに苦戦したけど、
「0」の概念を理解してもらうよりはたやすく、覚えた。

やれやれと思ったら…
最後のお題はランダムで通して2分以内…
冬休み前に、合格してない最後の二人になった。

3学期に入って、先生と居残りして練習することになっても、一向に2分を切れない。

担任の先生は産休明けの三児の母で、仕事を増やしてしまって申し訳ないなと思った。

本人は、居残りも楽しそうに、ヘラヘラしているように思えた。

「先生他のお仕事できるのに」とか

「終わりの方になると時間かかってる。
疲れたなとか思ってるでしょ」とか

そんなしょうもない声掛けをして、
週末どうやって練習しようかと考えていたら、

「嬉しいお知らせがあるよ」

「1分59秒」
のけんていカードを見せてくれた。

先生と抱き合って喜んで、初めてなでなでしてもらったと言っていた。
「もう、さんすうきらいじゃない!」
とも言った。

「早くても遅くても関係ないんだよ。
もうみんなと同じことができるようになった」とも。

「1回でわからなくても2回、3回でわかればいいの。努力できるかどうかの方が大事。」

「地頭が良い人羨ましい」と上の子達が言った時によく言う。

できないことが多い方が、感動の多い人生になるのかも。




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