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42.ギプスが外れること

ギプスが外れるまでは、リハビリと言っても大したことは出来ず、相変わらずの体幹リハ。

1度目の入院よりは体幹がシッカリしていたので、指示されたことはスムーズにできるようになっていました。

手術から1ヶ月ほど経過した頃(転院後半月後)に、ギプスを取りに大学病院に行きました。

私の研修医が「執刀医が固定用の長い釘の場所を打ち間違えているから、2か所傷があるよ。」と術後にニヤニヤしながら言っていたことが気になってしまって。

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これ、1回失敗して、2回目で成功したらしいです(汗)傷も2か所ありました。今は成功した釘の場所にしか傷跡はありませんが、当時は2か所穴が開いていましたよ。

「整形外科医は、大工仕事もするんだ・・・な。」とギプスを割ってもらいなら考えていましたが、

「麻酔しているから良いように私を弄んでくれたのね、センセー(泣)」

と感じつつ、割る時にもノコギリ使っているので卒倒しそうになりました。

「センセー、怖い、怖い、怖いって言ってるじゃんかー!」

と喚いてましたが、先生は意に介さずに「は?」という無反応状態、看護師は「クスクス」と苦笑い。どこに行っても私は五月蠅いヤツです。。。

釘を抜く時は痛みが発するかと思うとそうでなく、何も感じなかった事だけが幸いでした。

「もう明日から歩いていいよー。」とのことだったので、張り切って歩こうと思い、帰路に就きました。

車椅子で大学病院を出て、鼻歌を調子に乗って歌っていたら、帰りの道は地獄でした。。。

「行きは良い良い 帰りは恐い」のごとく、地獄が待っていました(大泣)

大学病院を出るまでは車道も素晴らしく舗装されていたので、振動もなく何事もなく順調でした。

片側4車線ぐらいの幹線道路に出た瞬間、それは襲って来ました・・・

ちょっとの凸凹の振動で、今まで固定されていた骨がきしんで激痛が走るのです、もう強烈です。

前に麻痺足の手術後の事を書いていましたが、あれとよく似た激痛。

麻痺しているから激痛が走るのか、釘やネジを手術で入れて抜釘した後は皆がそうなのか知りませんけど、とにかく「痛い、痛い」の連呼で、運転している父が困ってしまって。

仕方が無く、一番左の車線をノロノロと走っていました。転院したリハビリ病院から大学病院まで車で30分の距離が、あの時は1時間半か2時間かけて帰ったと思います。

ようやく帰れたと思たら、バタンキューでした。

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