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うたの日の短歌(2024年2月,3月)

1月に引き続き、題詠をやりたくなった時に短歌投稿サイト「うたの日」様の歌会に参加していました。
2月と3月はあんまり投稿できなかったので、今回まとめて投稿します。よろしければ見ていってもらえると嬉しいです。

 


2024/02/01 題「猪」

初売りへ猪突猛進 背中には鎧のようなカイロ6枚

記念すべき2月最初の歌です。歌の内容と同じく、勢いしかありません。
「1か月遅いのでは?」というツッコミはナシでお願いします。


2024/02/02 題「二」

二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二「2時に虹」時事、2児に告ぐ爺に2痔。児、爺に似、痔に。2児普通に痔。

おとの日でした。
「二」の読み方(に、ふ、ジ、つぐ※人名読み、two)だけで歌を詠もう、という……こういうしょうもない歌に全力で取り組んでいる時が一番楽しいような気がします。


2024/02/03 題「巻」

やばい死ぬ!助けて誰か!一巻の終わり!そして二巻が始まる

今詠み直すとしたら
やばい死ぬ!助けて誰か!一巻の終わり!そうして二巻に続く
でしょうか。ギリギリで生きている日々です。
とはいえ、「やばい死ぬ!」って状況は、4回くらい「やばい死ぬ!」が続いた時とか、逆にそれを思い浮かべる暇もなかったりする時が本当の「やばい死ぬ!」なんだろうな、と思っています。


2024/02/04 題「理想郷」

理想郷 誰かが描いた夢はいつか現実になり夢でなくなる

これも詠み直したいな~……。お題が完成された素敵な言葉だと、何を詠んでも蛇足になってしまうような気がする。負けです。


2024/02/05 題「角」

僕の住む新居は古い角部屋で両側の壁から声がする

そこそこ怖いことを事も無げに言い放つ子、萌えだよな~と思って詠みました。強者なので多分次の日には除霊完了してます。


2024/02/06 題「猫は○○で××る」

文アルの猫はアニメで太るからゲーム版よりむしろかわいい

元のキャラクターを知っている人にしか伝わらないネタは駄目だろ、と思いつつこれしか思いつかなかった……。アニメ『文豪とアルケミスト~審判ノ歯車~』の話です。登場キャラクターの「ネコ」は、原作ゲームだとスラッとしているのですが、アニメだとなぜかどんどん太っていきます。かわいいです。



2024/02/07 題「人生が360°変わる一首」

14の歳に臨也に導かれ「それより前」にもう戻れない

うたの日OPEN3600日記念のお題でした。おめでとうございます。
「人生が360°変わる一首」ということで、「オタクになる前と後の人生」というテーマに読み替えて作歌してみました。対象のキャラ名については正直かなり悩み、歌として成立させるために臨也(『デュラララ!!』の折原臨也)を選択しました。彼に導かれて戻れなくなった人は多いはず。



2024/02/10 題「自由詠」

例の店←亻亻亻亻亻亻亻ひとひとひとひとひとひとひと←列の後ろに私も並ぶ

フリースタイル短歌選手権で優勝したい。この時は特にこういう表現をしたくなる時期だったんだと思います。


2024/02/14 題「家」

わが心知る由もなし鹿たちは草を食む奈良家裁への道

前を通りがかった際のことを思い出して詠みました。裁判所自体はカチッとした建物なのですが、その前の芝生ゾーンに鹿がたくさんいて……なんというか、のどかな風景だったんですよね。


2024/02/15 題「爪」

月齢のように満ちゆく爪先の白よ 私の生き延びた日よ

♡5、過去最高点で嬉しかったです。
爪の白い部分は肉体が生きていた証、たとえ心はずっと死んでいたとしても。


2024/02/16 題「息」

逃げていく2月を羽交い締めしてる 息つく暇もない年度末

おとの日でした。歌の内容通り(?)、この日辺りからほぼ投稿が途絶えます。お察しください。


2024/02/19 題「生き方」

生き方を変えられなくて死に方を選べなかったあなたを叱る

わりと気に入っている歌なんですが、言葉の選び方が難しく、表現を何度も迷いました。今もまだ迷っています。


2024/03/18 題「我慢」

我慢したそういうこともありましたバケツプリンを山ほどすくう

3月の投稿はこの一首だけでした。はやくこれになりたい。


2~3月分は以上です。
4月以降はまた歌会に参加していきたいな……。見かけた際はどうぞよろしくお願いいたします。

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