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先生になりたいんじゃなくて、お母さんになりたかった

元小学校教員、4児母のうみです。
今日もお読みくださり、ありがとうございます。

我が子が小学生になってからは、小学生のママであり、小学校の教員をしている自分の苦しさを感じていました。

その理由の1つに最近気がつきました。

それは…


私、先生になりたいんじゃなくて、
お母さんになりたかったんだ

ということです。

教室では毎日読み聞かせをしているのに、我が子には毎日はできていない。

教室には花を欠かさないようにしているのに、家には花を飾らないことの方が多い。

クラスの子どもたちの授業や活動の準備はめちゃくちゃ時間も神経も使ってするのに、我が子に対しては、色々な経験をさせてあげられてないのではないか…。

そんな思いもありました。


私は、私立の中高一貫の女子校に6年間通っていたのですが、当時まだ「良妻賢母」ということも価値づけているような学校なのに、学年集会で進路指導の先生から出た言葉に衝撃を受けて、自分の夢にフタをしてしまっていたんだと、最近気づいたんです。

その言葉は、

「『私、お母さんになるの』は、将来の夢じゃありません。どんな職業に就きたいのかそのためにはどんな大学に進学したら良いか、この6年間でしっかり見極めて大学に進学してください。」

でした。


えっ 私 お母さんになりたいのに…

(『お母さんになりたい』って言っちゃダメだ。子ども好きだから、幼稚園の先生か保育園の先生か小学校の先生か…。どのみち先生と呼ばれる職業に就くためには、大きな声も出さなきゃいけないけど、私大きな声出せないし演劇部に入ってみるか。)

学生時代の私は、自分が生活してみている範囲でしか職業を理解しておらず選択肢も少ないまま、ただひたすらに教員になるのにプラスになるであろう行動をしてきてしまったように思います。

保育園や福祉施設や民間キャンプ団体や自治体のジュニアリーダーやシニアリーダーでのボランティア活動をして。

アルバイトも、子ども向け体操教室や児童館や小学校での補助員・宿泊行事の引率・学習支援・保健室登校児童の対応やキッザニアなど、子どもと関わることがメインのお仕事をして。

少しでも先生になるために役立ちそうなことばかり選んできてしまいました。

今の季節は自分の深掘りに適した時期なので、この1カ月とことん自分の深掘りをしている中でこのことを思い出しました。

みなさんは、今の職業をどうして選んだのですか?

その職業を選ぶきっかけになった出来事は何ですか?


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