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【ワーママ転職活動記】仕事を頑張りたい、と思ってしまった

 ワーママ復職半年、転職活動をしました。自分の備忘のため、そして読み物として楽しんでもらえたらという気持ちで、何回かに分けて書いていこうと思います。
 それではお楽しみください~。



 エン様(子どものあだ名)は可愛い。
 にこにこ、ふふふ、と笑うエン様は可愛い。
 なんなんねー、おー、とったってったったぁー、と宇宙語をしゃべるエン様は可愛い。
 ママ、ママ、とすり寄ってきて膝に顔をうずめるエン様は可愛い。

 機嫌の良い1歳の育児、だいぶ楽勝モードに入っている。平日は計6時間くらい一緒にいて、毎日楽しく遊んでいる。エン様はだいたい1日12時間くらい寝るので、起きている時間の半分くらいを私と一緒に過ごしている。朝は6:30に起き8:30に登園するまでと、夜は16:30にお迎えで20:30に寝るまで。ワーママの割には子どもと長い時間一緒にいる方だと思う。

 保育園はママの代わりになれない、ということを知り、できるだけ保育園の時間を最小限にして、一緒に過ごしてあげたいと思っている。おててをつないで歩く練習をし、抱っこを求められれば抱っこし、頬を寄せ、大好きな車のおもちゃで遊び、絵本を読み、手遊び歌を歌い、一緒にご飯を食べ、お風呂に入り、寝かしつける。かけがえのない時間。

 今、母親業としての私は割と満たされている。
 一方で、社会人としての私は、全然満たされていない。もどかしい。
 その理由は大きく2つ。

 
 一つ目は、会社のやりたいことと私のやりたいことのズレが大きくなってきたから。
 産休に入るまでは概ね合っていたのだけど、私が経験を積むなかで自分のやりたいことがより明確になり、それは今の会社ではないなと感じ始めた。
 私の将来やりたい仕事にはA, B, Cのスキルが必要だけど、現職ではA, X, Yの経験を積むイメージ。共通する部分はあれど一部でしかなく、将来のことを考えるとB,Cのスキルを積むことができる会社に移った方が良い。

  二つ目は、ぬるま湯に浸けられて寒くなってきたから。
 「うみさんは小さい子がいるから」「子育て大変だから」「時短だから」
 良い職場なので、仕事をしていると周囲から無数の配慮がある。私も出産前はワーママ/パパさんに最大限の配慮をしてきたつもりだ。
 しかしその配慮が私の仕事の熱量を下げるということに気付いた。
 私が参加できない時間帯に打合せがセットされれば、議論がよくわからない方向に進んでいても軌道修正できないし、他の人が代わりに資料作ってくれたらなんか変なデザインになってるし、議事録を私が修正しないままクライアントに送付され口語表現が残っているしミスリードな言葉が残ってるしetc。
 
 それでも仕事は進むのだが、やりづらさを感じながら案件を終えると後味が悪い。私がアサインされていた意味はなんだったのか。プロジェクトへの貢献も自分の成長も、小さく留まってしまう。
 
 熱いお風呂に入っていたのに、少しずつ水を入れられ、どんどんぬるくなる。いよいよ、寒くなってきた。このお風呂、冷えるわ。出よう。という感じで、会社へのエンゲージメントがどんどん下がっていった。
 

 母親として満たされていたとしても、私自身が仕事面で満たされていないと、割ときついなと思った。

 
 人生100年時代、私たち世代は多分70歳超えても働くだろうに、31歳でブレーキかけてるのってやばいんじゃないか。それに追い討ちをかけるように先輩ママから助言を得た。
 
・40代になると体力気力がなくなる
・第2子が生まれるとしんどさは2倍になる
・小学生は時間取られる

 2人の子がいる先輩ママは「キャリア云々より日常を回すので精一杯になった」と言っていた。
 小学生の子を抱える会社の先輩ママは「いつになったら時短やめられるんだろう」と遠い目をしていた。

 今の会社でも仕事はできる。私が100%満足しなくても仕事は回る。そこそこの評価はされる。現職は業界の中ではホワイトで、職場の「理解」はあり、福利厚生も充実している。
 ただ、私のやりたいことはできない。それに他にもいろいろと思うところあって、家の中で愚痴っぽくなることが増えた。

 「30代をどう過ごすかは大事」
 今の会社から転職しキャリアアップした方にはこう言われた。


 やっぱりもう一回、仕事頑張ってみたい。たとえいばらの道だったとしても、私がやりたい仕事をした方がきっと良い仕事ができる。エン様と過ごす時間はなるべく減らさずに、私のやりたい仕事にトライしてみたい。

 こうして私の転職活動物語は幕を開けた。



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≪終わり≫

  

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