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「時が巡る、『還』暦」

umidas耕作所のutakoです。
今年、戌年女の私は、時が3回巡ってワンだふる♪♪♪  昨日、また一つ歳を重ねました。

そして、お誕生日の日にまたひとつ夢が叶う。
今、お仕事で携わっている保育園のある まちの神社に子どもたちの活動の痕跡からうまれた絵を絵馬として奉納展示いただくことになったのです!!1年とすこしごしに叶う夢。

しかも、巨大な絵馬を4枚。そのおおきさ1枚 横幅1.2m弱×高さ1m弱!4枚ずらりならべると、子どもたちの線がおどる、それは今瞬間を生きる姿そのものが刻まれてる『時』の絵。

昨日のお昼から子どもたちの前で公開制作。最終の絵から絵馬に仕上げる行程にいそしんでいました。絵馬にかわりゆく様を「これ、こないだのやつ?」と、かわるがわる興味ぶかげにみにきてくれる子どもたちとお話しながらの制作。絵馬姿になって絵が立ち上がった時にぴょんと弾んでから謎のダンスを舞ってくれる子も。ん?お清め⁈

この保育園とご縁をいただいた時にそのまちに知り合いはゼロ。ただただ日常に息づいた表現を子どもたちと過ごす毎日の中でみてみたかった夢が現実のこととなり、目の前で繰り広がる012歳の子どもたちの日々の成長や表現にただただ驚き感動し、自分がその環境としてどうかかわれるかに表現のチャンネルをあわすことに試行錯誤する日々。

子どもたちから学ぶ 人間の本来の創造性。

なにより、子どもたちが喜怒哀楽生きる姿が愛おしく心地よく!なにか彼らの表現の場をまちの中に創れないかと日に日に思いがふくらんできて、自転車でかけ巡っていた時にこの神社に出逢い、ここに絵を飾りたいと思ってそのノリで瞬間的につぶやいてみた!それが全てのはじまり。神社の方が突然の話に耳を傾けて一緒に夢をみて実現くださったことに感謝です。

私が今年特に力を注いだ「表現」は、空気のようにただ立ち会うこと。呼吸するように表現すること。絵馬は、その表現を私が成せたことを物語ってくれ、私は表現者として、人として、なにかまたひとつ大事にしたいニュアンスを吸収し、身体化できた気がしました。

やった!やったぜ!!

時が巡る。還暦。

神社の方に「還暦」の意味を教えてもらいました。60年生きて干支が生まれた年にもどる(還る)暦の環。つまり、見ず知らずの0歳と60歳は、暦の上でふしぎな繋がりと共通があるってこと。

思えば一巡り前の戌年の私は、半年におよぶ原因不明の突然の足の痛みからの寝たきり状態からようやく立ち上がり、もう一度、社会に復帰し改めて自分の仕事を見つめ直す時期を過ごしていました。とても不安で自信がなくて、途方にくれて、なにより自分の表現の火が弱々しかった。。

最近よく、「なんで、いつもそんなに一生懸命なの?」「いつもなんかキラキラしてるね。」と有り難いお声をかけていただきますが、そのこたえは自分ではいつもシンプル。

「だって、歩けて、笑って、自由に表現できる場に存在できる。」

たしかに大変なことはたくさんあるけど、それがあれば自分はなんとかなるのでないかと素直に思えるからだと思います。

一瞬一瞬を点に焦点をあてるように向き合う、挑む、表現する、一巡りの時間をそのスタンスでやり遂げると…そこから得れたものは『自信』でした。

自分を信頼すること。
今この瞬間を等身大に生きる。
これでいいのだ!

次の一巡りの時の表現を孵化するように新年まで温める。新しい「時」を表現する、なんて。なんて。

還暦のまなざしから見つめ直す「時」の刻み方。巡る時、『還』暦からのインスピレーション。

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