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投資#117 本当に欲しいものは


書籍の情報

タイトル:スローFIREのススメ
著者:藤野屋新之助
出版社:Kindle

書籍の抜粋

  • <前提条件>目標金額5,000万円、運用期間30年(25歳から開始し55歳でFIRE達成パターン)、利回り4%、(税金、手数料考慮せず。年1回の複利計算)⇒この前提条件だと、72,041円/月(年間864,492)

  • 目標金額を5,000万円に下げたとしても、なんとかいけるかもしれないと思える水準には、「30年の歳月が必要」だということも、わかった。

  • もしFIREが立ち行かなくなった場合に、一時的に働いて稼ぐ、又はFIREを終了して仕事に完全に復帰しようとしても、社会がFIREをどこまで許容するか疑問。特に、採用に関して書類審査や面接では、かなり不利になると予想。長期にFIREしていた場合、ブランクによって、気力、体力やビジネス・スキルが通用するのか本人自身も不安。

  • 保険料の負担は「労使折半」。実は会社が長期間、半分負担してくれている。これはかなり有利!FIREすると、この恩恵もなし。

  • FIREを実現することによる「楽しさ」や「幸福感」もあるだろう。仕事面での「面白さ」や「ワクワク感」そして「達成感」を、味わうことなくリタイアするのはもったいない。

  • 本当に欲しいのは「選択権」ではないのか。いつでも方向転換が出来る「能力」と「財政基盤」があればいいのであれば、急ぐ必要はない、じっくりと、いつでも行使できる「選択権」を確立していけばいい。

感想

年末にあまり読んでいなかった
タイトルに「FIRE」と書いてある書籍
をオススメされたので、手に取ってみました。

おすすめしてくれたのは、kindleです。

「FIRE」の基本的な解説から、
前提条件をいくつかおいてシミュレーション
もしています。

著者は、アラ還だそうです。
また、金融マンでもあると。

アラ還の人は、「FIRE」に何を感じているのか
ちょっとだけ、書籍のフックにひっかかって、
興味持ちました。

本当に欲しいのは「選択権」だろうと、
見透かしたかのような記載、
いいと思いました。

仕事面での「面白さ」や「ワクワク感」
そして「達成感」を、味わうことなく
リタイアするのはもったいない

これはアラ還の人がいうと、言葉に重みが
でるかと思います。

私がしゃべると、きっと、軽さを感じると
思います。

また、FIREしてから理由あって社会に復帰?
する際も、一波乱ありそうなのは同感です。

育児休業を取得して、3か月、職場を離れ
ましたが、だいぶ浦島太郎感がありました。

仕事の基本は覚えているけれども、
関連部署の最新動向とか製品の開発状況
など、3か月もあればがらりと変わります
からそこをキャッチアップするのに
一苦労でした。

これが年単位でとなると、想像がつかない
ですね・・・。

標準的なFIREをしたければ、30年の
歳月がかかると計算上でる。もし、
急いでいなのであれば、「選択権」を
得られるよう、地道に努力することを
勧めていると思いました。

まとめ

本当に欲しいのは「選択権」ではないのか


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