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紙の研究所“PAPER LAB.”に行ってきました

大阪心斎橋近くにある、ペーパーボイス大阪で開催された"PAPER LAB."に行ってきました。
紙モノ好きにはたまらないくらい、とても素敵なイベントでしたので、思い出も兼ねてレポします。

まさに研究室のような展示!白衣も紙でできています。

中に入って驚きなのが、壁一面にずらりと並べられた紙の薬品棚。
グラデーション配置が美しいです。
小瓶にはそれぞれの色の紙サンプルが入っています。
その数なんと、全部で256色!
しかもこのサンプル紙、すべて瓶から取り出してお持ち帰り可能。
入り口でリングを渡してもらえるので、単語カードのようにオリジナルの見本帳が作れちゃいます。
紙の質感や厚み、模様も異なるので、サンプル紙を全部集めたいと燃える人も多いはず…!多種多様な紙に出会えて楽しかったです。私も出来る限りのサンプル紙を頂いてきました。 

こんな感じで自分オリジナルの色見本が作れます。

サンプル紙にはQRコードが載っていて、後から詳細情報を調べられるようになっていました。
紙の業界では当たり前のことなのかもしれませんが、例えば赤色でも「Aka」と「Red」で色分けされていることも初めて知りました。

展示されている紙はほんの一部。主催された平和紙業株式会社さんでは、実際はもっと沢山の紙を扱われているそうです。
さまざまな紙の種類を活かしたものづくりができたら…なんて、考えただけでワクワクします。

そのほか、元研究職としてもたまらない要素をまとめてみました。
1. 薬品名の略称が元素記号っぽくて好き*
 各ラベル紙ももちろんサンプル紙でできています!

2. こんなカラフルな器具で実験したかった!丸底&三角フラスコ、試験管*
紙で作られていることにもビックリ!
青春時代(有機化学の実験)を思い出します(笑)

色違いで雰囲気がガラッと変わりますね。

3. 培養経験者にとっては馴染み深い100mm dishを使った展示も*
 中の小さな薬が紙でできていて、遊び心を感じます。

4. かっこよすぎる実験ノート(製本見本)*
実験が捗ること間違いなしです。
販売されていたら購入したかった…!書き心地も良さそう。

今回の展示会のテーマは"Playing"ということで、

紙から生まれた鳥を見つけたり、

床のメッセージが素敵だったり、

まさに遊び心が散りばめられたような空間になっていました。
展示会スタッフの方々も白衣を着ておられて、研究室という世界観にこだわりを感じます。

こちらの素敵な研究所は、年に一度の一週間だけお披露目されるようです。
正直一週間だけなんてもったいなさすぎませんか…!と思うくらい、紙への愛とこだわりが詰まった展示会だと思いました。
私のような、印刷業界とは無縁の一般ピーポーでも入れます(しかも無料)。
いつか紙モノでなにかものづくりがしたいなぁ…と妄想しながら帰路につきました。夢のような空間でした^^
また来年も開催されるならぜひ参加してみたい…!

気になった方はペーパーボイスで検索してみてくださいね。
読んでいただき、ありがとうございました。


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