暫くの間、他所にあげていたセットリストの掘り起こしを続けます。感想は当時のものですが、ここでは極力その時の文章のままで。

これは2013年12月に行われた細野晴臣さんのライブのメモ。この前日には同じ会場で「細野晴臣x坂本龍一」と題した教授とのデュオライブ(しかもゲストに高橋幸宏さん他)が行われており、細野さんにとっては変則的な六本木２DAYSの２日目でした。

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2013-12-23

細野晴臣さんのライブ、あたたかかった。「Hosonova」「Heavenly Music」と続くここ数年の細野晴臣バンドによるカントリーロック、そして30-50年代のGood Old Musicの流れ。リラックスしながらもスイッチの入った細野バンドによる、穏やかかつ極上のアンサンブル、最高でした。

シークレットゲストに徳武弘文さん、そしてSalyuさん。コシミハルさんも加わった細野バンドフルセットは今年6月のレコ発ライブ以来ですが、高田漣さん、伊藤大地さん、伊賀航さんによる「細野バンドー高田漣バンドー星野源バンド」で培われたパーマネントバンドのようなグルーヴが圧巻。そこに軽やかな調べを乗せるミハルさんのピアノがもう美しくて。

そう言えば。印象深かったMC「昨日は関係者が一杯いたけど、今日はだれも来ていない」「昨日はYMOの三人が並んだけれど、シンセなしだったからYMOじゃなかった。新しいな、と思ったので、来年もやってみたいと思っている」うろ覚えですがこんな感じ?

あ、そうそう。細野さんは「今日は関係者は居ない」みたいなコメントをされていましたが、あれはユーモアで、実際には小山田圭吾さん、ピーター・バラカンさん、そして星野源さんもいらっしゃってましたね。…元気になって本当に良かった。

個人的な話ですが、細野さん、漣さん、大地さん、伊賀さん、ミハルさんとも今日で今年の聞き納め。毎年音楽の素晴らしさを教えてもらっている方々なので、今日は年末のご挨拶に伺うような気分でした。皆さま、今年も素敵な音楽をありがとうございました。

こちらが今日のセットリスト。

細野晴臣ライブ
(22 Dec 2013 / EXシアター六本木)

01. Duke
02. Gradated Gray
03. Lazy Bones
04. The Cheat
05. はらいそ
06. The Song Is Ended
07. 悲しみのラッキースター
08. Desert Blues
09. I Love How You Love Me (with Salyu)
10. Something Stupid (with Salyu)
11. Flat Foot Floogie
12. Hongkong Blues
13. Tutti Frutti
14. 29 Ways (with 徳武弘文)
15. Pom Pom 蒸気 (with 徳武弘文)
16. Body Snatchers (with 徳武弘文)
17. The House Of Blue Light (with 徳武弘文)

encore
18. 暗闇坂むささび変化
19. Winter Wonderland (with 徳武弘文)

Band:
細野晴臣: Vocal, Guitars, Keyboards
コシミハル: Keyboards, Accordion
高田 漣: Guitars, Pedal Steel, Mandolin
伊賀 航: Bass
伊藤大地: Drums

Guests:
徳武弘文: Guitars
Salyu: Vocal