満月ジャストタイムは12月27日9時33分。

蟹座満月のサビアンメッセージ

蟹座5度のサビアンメッセージは「列車に破壊された自動車」
An automobile wrecked by a train.

5度は、刺激を求めて外へと飛び出す度数。
蟹座サインは統一的な倫理や道徳、価値観を目指す。

サビアンが示す自動車とは、個人のエゴ。
そのエゴを、集団を意味する列車が破壊する。

自分の殻に閉じこもったままでは、正しいと信じる倫理や道徳が、実は偏った思い込みかもしれないということに気づけない。
信じる価値観が、他者と共感できるものかどうかも判別できない。
共感を獲得するために、一旦、より大きな集団に入り込む必要がある。

自動車は自分の行きたい方向に突っ込み、そして大破した。
よかれと思って起こした行動が敗北する。

蟹座満月で起きる大破や敗北は、決して悪いことではない。
これ以上、個人のエゴに留まり続ければ社会から孤立してしまう。
その危険性から飛び出すために必要な破壊。

自分が掲げる価値観が、実はエゴでしかないということ。
疑問すら持たなかった倫理や道徳が、社会から共感されないということ。

対岸の山羊座太陽のサビアンメッセージは「カヌーを漕ぎ、戦争の踊りを踊っているインディアン」

山羊座サインは社会的責任を司り、個性を消去しようとする。
カヌーを漕ぐインディアンも小さな集団であるが、蟹座サインの個人のエゴより大きい。
偏ったエゴの集団が、社会に対して闘いを挑む。
しかし、どれほど結束した集団であっても、それが反社会的であれば、大きな社会によって押し潰される。

普遍的な秩序や倫理、そして道徳。
変えてはいけない大切な価値観。

破壊されることで、孤立に気づく。
孤立の殻から飛び出すことで、共感に目覚める。

そんな蟹座満月。

蟹座満月のメッセージ

善意への執着が認知を歪ませることに気づいた双子座満月。
そして、認知の歪みは簡単にわかるものではないと知った射手座新月。

自身の認知が歪んでいることに気づけない。
ゆえに。
個人のエゴのままに突進し、そして大破する。

なんつーか。

歪んだ倫理感や古臭い価値観、自分こそが強くて正しいなんてなエゴは。
一度、痛い目に合わなきゃわからない、ってことかな。

社会を眺めると、あちらこちらで不正が発覚していますよね。
長いこと慣習化してしまい、その集団内においては当たり前になってしまっていたこと。
自分たちは特別だから許されるといった歪んだ価値観が、社会という列車によって破壊されているように視ています、海猫屋的に。

蟹座5度では、より大きな集団に入り込むために小さな集団を破壊します。

ある意味、弱肉強食。

ただ蟹座満月が囁く弱肉強食は、一般的に使われている「弱いものが強いものの餌食になる」という意味とは違うようです。