新月ジャストタイムは7月18日3時32分。

蟹座新月の宙*sora*模様

・獅子座水星（2ハウス）と牡牛座木星（11ハウス）がスクエア

自己を過剰に盛る、承認欲求の増幅。
営業活動と考えるなら、大袈裟な自己表現で丁度よい。

・乙女座火星（3ハウス）と魚座土星（9ハウス）がオポジション

目標を明確にする、やりたいことにしっかりフォーカス。
ただし自分は自分、他者は他者と割り切ることが必須。
そうでないと同じ目標を他者に課してしまいがち。
結果、面倒くさい人と排除される。

・獅子座金星（3ハウス）を「神の指」に山羊座冥王星（8ハウス）と魚座海王星（10ハウス）がYOD

自分を奮い立たせれば、まだ可能性はある。
しかし、その前に諦めてしまいがち。
僅かな可能性を信じて、もうひと踏ん張りするか？
それとも、きっぱり諦めてしまうか？
そこはアナタの熱量次第。

蟹座新月のサビアンメッセージ

蟹座25度のサビアンメッセージは「右肩越しに突然投げられた黒い影または外套」
A　dark shadow or mantle thrown suddenly over the right shoulder.

25度はサインの資質が結晶となって完成する度数。

蟹座サインの資質は、共感性。

双子座サインで知性や能力を限界まで発達させたことで、アナタは個性を獲得した。
個性は、アナタがアナタであることを確信させるもの。
しかし、発達しすぎた個性は、ときに共感を失わせ、孤立を招く。

蟹座サインは、孤立しそうになるものを、平和的な共存へと切り替えようとする。

サビアンメッセージにある「右肩」は秩序化された自我。
突然投げられた黒い影または外套は、自己を主張するための言動。

なぜ、黒い影または外套が投げられたのか？
投げたのは誰か？
すべてにおいて謎が多い。

謎が多いゆえ、人は驚く。
驚きが平凡な日常に刺激を与える。
外部から刺激を受けることで、共同体はリニューアルしていく。
理解できない謎の言動は、ときに人を魅了する。

自分という存在を主張するために、誰かが何かを突然に投げた。
それは決して、その場の思いつきによる衝動的な行動ではない。
少なくとも投げた本人には、きちんとした理由がある。

自分の考えを、そのまま他者に伝えることは難しい。
ゆえに、同じ体験が必要と考える。

自分が受けた特別な体験を、他者にも同じように体感してもらいたい。

謎の行動は「特別な体験を共有したい」という明確な願望が生み出したもの。

特別な体験をした人は、他者に強い影響を与える。
共感を大切にし、誰かと繋がろうとする人に、多くは刺激を受け魅了される。

魅了する人はアナタ以外の誰かかもしれない。
ひょっとすると、アナタ自身なのかもしれない。

蟹座サインは、個性を否定するものではない。
孤立させないために、共感性を拡大させる。
共感が拡がれば拡がるほど、人間性も大きく成長する。

多くは、自分の個性について、すべてを理解している訳ではない。
自分自身のことなのに、わからないことが多いから不安に陥る。
わからないからと、自分の思考や感覚や感情を、殻に閉じ込め続ければ孤立する。
個性と自分中心を混同すれば、暴走して孤立する。

蟹座サインは、決して誰も孤立させない。
共感性という力を使って、アナタの思考を、感覚を、感情を他者に伝える。
当然、すぐには理解されない。

それは「アナタがアナタという個である」という証。

同じ体験を共有しなければ、人は互いを理解できないもの。
同じ体験を共有することが、理解への第一歩。

だからこそ。

理解できない相手を否定しない。
理解されない自分を自己否定しない。

自己を保つために、自己を表現する。
知性を使って秩序のなかで共有を目指す。
共感を拡大し、人間性を培う。

そんな蟹座新月。

蟹座新月のメッセージ

双子座新月で感じた小さな気づき、個性の正体。
その気づきを確信へと熟成させた山羊座満月。

個性は人に認めさせるものではなく、自分が自分であることの確信。
とはいえ、社会の中で発揮してみないことには、自分の輪郭を掴めない。

共同体の中で自分という存在を押し出してみた結果、明るく描き出された「アナタ」という輪郭。
ひょっとするとアナタ自身も、自分にそんな側面があることに気づいていなかったのかもしれません。

新たな発掘を得たアナタは、高揚する気持ちが抑えきれず、いつも以上に他者とのお喋りが加速したのではないでしょうか。
意気揚々と自分のことをアレやらコレやら喋っていたところ…。