見出し画像

【エッセイ】多くの方に作品が読まれるようになる工夫

 小説の執筆をがんばるぞと思っていたら、雨が降り始めた。休むことにした。やがて、雨が止んだ。よし、いまこそ執筆をと思って起き上がったら、また雨が降って来た。むかしから、雨が降るとげんきをなくしてしまう。頭痛もする。

 小説を投稿する場を増やしてみようと思い、「ノベルデイズ」と「ノベルアッププラス」というサイトにユーザー登録をした。長編小説の「リセットランキング」の投稿を開始した。完結まで書き上げてある作品だが、一気に投稿して公開するのではなく、少しずつ投稿しようと思う。その方が、新着一覧に載る回数が増える。一話の文字数は大体だが五千文字以下にする予定だ。執筆も投稿もパソコンからしている。ただ、自分の小説作品をスマホから見た時に、五千文字を超えると少し長いなと私は思った。五千文字でも長いのかもしれない。とりあえずの目安だ。

 小説もエッセイも、読んで貰わなければ始まらないのである。自分の作品が近くて遠い誰かに届いてほしいと願っている私にとって、「誰にも読まれない」という状況はとてもつらい。SNSなどで宣伝はするものの、作品のリンクをクリックしてくれている方は数人だ。宣伝はメッセージ内容を考えて行きながらこれからも続けて行くとして、作品を投稿する時間帯や頻度、投稿するサイトなども色々と考えて行く必要があると思う。その一環として、投稿する場を増やしてみた次第だ。

 私が「小説家になろう」にエッセイを投稿すると、数日で一作品につき約百人の方が読んで下さっている。そして、ブックマーク登録をして下さったり、いいねを押して下さってくれることがある。とても嬉しい。全く同じエッセイを「カクヨム」に投稿しても、一人の方が読んで下さって、その後は誰も読んでは下さらないということに先日、なった。やはり、投稿するサイトや投稿するジャンルは大事なのであると分かった。

 多くの方に読んで頂く工夫というものが大切なのだと、私はやっと理解した。いままで、小説を完結まで一気に投稿して公開したり、エッセイは投稿しなかったり、SNSであまり宣伝しなかったり、投稿する時間帯を考えなかったりした。アクセス解析もほとんど見なかった。純粋に作品で勝負するのだと思っていた節がある。しかしながら、小説やエッセイなどを含め、多くのコンテンツが溢れる現代社会において、作品に触れて貰うには工夫が必要だと私は判断した。

 先日に「失恋ショコラティエ」という漫画を読み直したのだが、其処にも似たようなことが書かれていた。「お菓子は味が美味しいだけで十分なのに、売るためには形や色を可愛くしたり愛される努力が必要」とあった。小説で言うと、「この作品を読みたい」と読者に思って貰えるようなあらすじを、私は書けていなかったと思う。タグ付けもあまりしていなかった。noteに投稿するエッセイや日記のタグも、エッセイとか日記とかしか付けていないこともある。あらすじやタグを考えることが苦手という側面はあるのだが、それでは作品が読者の目に触れる機会を自分から減らしているようなものかもしれないと思い始めた。私は、作品を手に取って貰う工夫が足りない、と自覚した。

 前述したが、私は純粋に作品で勝負したいと思っていた節はある。その心はこれからも持っておきたいと思う。しかし、中身に触れて貰うきっかけや取っ掛かりを、いままでより私は増やしたいと思う。私は作家になると決めているので、読まれる・売れる作品を書けるようになりたい。けれど、どんなにそういった作品が書けるようになったとしても、読者の目に触れない・手に取って貰えないとしたら、作品はいつまでも温度を持たないのだ。私は、そう考えている。

 近くて遠い誰かに私の物語が届きますように。その為に、私はこれからも作品を書いて行く。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?