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【エッセイ】心の状態は部屋の状態

 二回ほど、片付けが苦手ということについて記事を書きました。それから、やはりと言うかあまり片付けられない日々でした。しかし、先日に今回の記事のタイトルにもした文言を知ったのです。

 「心の状態は部屋の状態」

 私は、これを知って、はっとなりました。くるりと部屋を振り返ってみて、これが私の心の状態か……と呆然としたのです。散らかりすぎているのです。

 いつしか、片付けが苦手になっていた私ですが、あまりにも片付けられない自分を疑問に思い、調べてみたこともあります。なにかしらの症状なのではないかと思ったのです。色々と気になる記事は見付けました。実際に、なにかの症状なのかもしれません。ただ、医者に相談もしましたが、特に解決策は得られていません。ならば、自分が片付けるしかないのです。

 年末の大掃除はあまり出来ませんでしたが、この連休で少しずつ片付けをし、あちこちが片付いて来ました。やれば出来るのです。あとは食器洗いを少しずつ進めて行けば、なかなかのものだと自分では思っています。

 自分がいる自分の部屋を自分で片付ける。当たり前のことかもしれませんが、いつしかそれが難しくなっていました。疲れやすいことも原因のひとつだとは思います。まあいいや、という甘えもあったと思います。それを「良くないのです」「心の状態は部屋の状態」と思い、自分に気合いを入れて片付けています。いままで、ずっと出来なかったことです。それが今年になって、少しずつ出来ています。それの、なんと嬉しいことか。

 少しお話は違うかもしれませんが、ひとには「役割」や「存在意義」があると私は思っています。それがそのひとに合っているかは、また別のお話かもしれませんが。私には、それらがあまりないように自分では思っています。だからこそ、小説家になりたい、早く何者かになりたいと強く思っているのかもしれません。

 けれど、大前提として、私には「私」という「役割」があるのだと、片付けをしていて思いました。私しか私をこなすことは出来ないのです。周りは助けてくれていますが、実際に思考し、行動するのは「私」です。どんなにささやかなことでもです。部屋を片付けたいという私がいるのならば、私はそれを叶えたいのです。そう思いました。

 今年は綺麗な部屋で執筆し、紅茶を飲みたいのです。がんばります。

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