15時間くらい寝たら体調がましになったので、海に行くことにした。

ローカルバスのR1にガタゴト揺られて数十分。
マーリンビーチについた。

な、なんだこの青さは！！！
思わず駆け寄ってしまう。

白い砂浜！
ラムネを流し込んだみたいな海！！

美しい……！！

テンションが上がったので別のビーチにも行ってみる。
次はドルフォンビーチだ！！

青い！！！
美しい！！！
素晴らしい！！！

よし！
次のビーチだ！！
ロブスタービーチ！！

これも趣があって良い！！

今日は体調とかのこともあり、水着をホテルに置いてきてしまったが、ふと気がついてしまった。

……こんな綺麗な海で泳がないの拷問では？
例えるなら３日断食した後にサイゼ行ってチーズドリアを頼んじゃいけないくらいの。

よし、泳ごう。
そのために貴重品がまるっと入る防水ポーチを東京から持ってきたんだ。

近くの島にめっちゃ綺麗なビーチがあるらしいから、明日はそこに行こう……

バスに揺られてダウンタウンに戻ってくる。
夕日が差し込む中、レストランに入ってタコスを食べる……

美味い！！！
カンクン最高！！！！！

24日目。

というわけで服の下に水着を仕込んだ私は船の上にいた。

エメラルド色の海を突っ切って、船はイスラ・ムヘーレス島に到着する。

とりあえず船着場でタコスを食べた。

島は観光客で賑やかだ。

びーちに到着する。

目に突き刺さる青い海と、サラサラの白い砂浜。
ビーチベットを借り、服をぬぎぬぎしていざ海へ！！

ちょっと冷たい！！

少しずつ浸かる。
波は穏やかだ。
水をすくうと、どこまでも透明なそれが手の隙間から零れ落ちて行く。

泳ぐ。
グラデーションの、夏の色。
宝石の中を泳いでいるようだった。

大の字で浮かぶ。
真っ青な空に、白いカモメが飛んでいく。
海は私を包んでいる。

世界がただ、揺れている。

全てを受容して、どこまでも透明だ。

ああ、そうか。
海とは愛だったんだーー

気を抜けば沈むけど……

あとめっちゃ平手打ちしてくる。
ぱちゃぱちゃって。