スローフードとニューノーマルの共通項。土から生まれる唐津焼を通して考える、食と物のトレーサビリティ。

今回は「食と物のトレーサビリティ」について。
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2/1(金)-2/11(月)、佐賀県の伝統工芸やものづくりと地域ならではの暮らしのあり方を考える「ニューノーマル 展」を佐賀県庁と佐賀テレビ1Fjonai squareで開催!詳しくはニューノーマル HP(http://new-normal.life)にて。※ニューノーマル についての記事
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これは「たべる」という研究会の内容です。一緒に考える人に新潟と東京、または色んな都市で食のディレクター・プランニングをやられている山倉あゆみさんも一緒に取り組んでいます。唐津焼を題材にしながらあれこれ考えています。今回はトレーサビリティについて書こうかなと思います。

うなぎの寝床は、物のトレーサビリティを担保できるのか?というところのチャレンジでもあります。さて、トレーサビリティとは何か?

●トレーサビリティとは何か?あまり意識されない物のトレーサビリティ。
トレーサビリティ(Traceability)とは、トレース(Trace:追跡)とアビリティ(Ability:能力)を組み合わせた造語で、物品の流通経路を生産段階から最終消費段階あるいは廃棄段階まで追跡が可能な状態をいう。日本語では「追跡可能性」と訳されます。

食品に関しては、人の口に入るものなので、誰がどのような環境で、どうつくって、どのようなルートを経て、お店に並んだのか?みたいなことを意識する人は非常に増えたと思いますが、物に関してはまだ、その考え方が根付いてないように思います。必ず根付かないといけない!というより、それを意識できる環境を整えることが大事だなと考えています。その環境を作ることは、僕らみたいな活動をしている団体の使命だと思っています。

伝統工芸は大事にしなければならない。続けなければならない。意味もなく、そう言うのは、なんだか違うようにも感じます。僕の中で伝統工芸を大事にしなければならない意義は、そういう物のトレーサビリティ、ものづくりの原理のようなことも含めて意識しやすいということが、一つ言えるのではないでしょうか?なぜなら、伝統工芸は、その土地の文化や素材、土地性を表した総合作品だからです。

ただ、それが現代生活に合わせて転換していかないと、過去の遺産みたいになるので、その転換のアイデアを具現化してみようというのも、このプロジェクトの一つ意義でもあります。

●土地の豊かさや、作り手の豊富さを知らないなんてもったいない!
僕自身も、佐賀に18年、大分に4年住んで、そこから福岡、佐賀と九州にずっと住んでいます。大人になるまで、ものづくりに関心も何もありませんでした。しかし、地域活性化の仕事に携わらせていただき、地域には、食・もの、本当に多くの作り手が存在することを知りました。そして、その存在を知らずに、会わずにその土地に住み続けるのは、なんか違うな。と思い始め、今のアンテナショップ、地域文化商社という形態をとり、仕事をしています。

●唐津焼を食べるということは、その土地の土を意識するということ。
この写真は唐津焼と食材です。このニューノーマルのコンセプト図にもなります。唐津焼というのは、とても面白くて作家さんが多いのですが、自分たちで唐津の土を取ってきて、そこから焼物・作品に昇華させていきます。それぞれの山やとってきている土で特性も違うらしく、個性も変わってきます。

唐津焼でご飯を食べるということは、ある意味、唐津の土の上で食事を摂っていると同義と捉えても過言ではありません。図の上部は食のトレーサビリティ、いわゆるスローフード的な領域です。図の下部は物のトレーサビリティ、これがニューノーマル的な領域だと考えています。その土地のものを意識して取り組める環境をつくるというのは、このプロジェクトの一つ大きな命題とも考えています。

地域でも、物でも、食でも、生活すべてに意識を働かせることは難しいかもしれません。みんな一生懸命、忙しく日常を生きています。コンビニの弁当を食べる時もあります。カップ麺を食べる時もあります。毎日でなくてもいいんです、地域のものやトレーサビリティを意識して地域と土地と接続してもらえたら嬉しいなと思っています。白水

●唐津焼をテーマにしたワークショップはこちら ※要申込み
2.2土『たべる』唐津焼のモリモリ盛り付けパーティ
ニューノーマルプロジェクトの「たべる」研究会では、どんなメニューも変身する魔法の器「唐津焼」を使い、明日から実践できる「お皿とお料理」の盛り付けを学べるワークショップを行います。

日時:2019年2月2日(土)11:00〜14:00
場所:hanaはな家 / 中町Casa(唐津市中町1868)
講師:山倉あゆみ(Sync board Inc. プランニングディレクター)
参加費:500円(ランチ付き)
定員:20名
※参加費は、当日会場にてお支払いください。
詳細・申し込みはこちら:https://taberu-nn.peatix.com/

(当日の大まかな流れ)
11:00-11:30 自己紹介
11:30-12:00 山倉さんによる実演レクチャー
12:00-12:30 参加者皆さんが自分で盛り付け
12:30-13:30 ランチ!
13:30-14:00 クロージング

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○ニューノーマル 展
会期:2019年2月1日(金)▷ 2月11日(祝・月) 入場無料
メイン会場:佐賀県庁1F県民ホール
住所:佐賀県佐賀市城内1丁目1−59
WEB:http://new-normal.life/
FB:https://www.facebook.com/NewNormalSaga/
Instagram:https://www.instagram.com/newnormal.saga/?hl=ja

●販売について
販売会場:JONAI SQUARE
住所:佐賀県佐賀市城内1丁目6−番 10号 サガテレビ1F

● ワークショップ(予約はリンクより)
2.2土『たべる』唐津焼のモリモリ盛り付けパーティ
2.3日『あそぶ』世界で一つだけの隠れ家づくり ―佐賀の素材をあそびたおそう―
2.8金『くつろぐ』温泉宿でつくるオリジナルお香
2.8金『おもいやる』有田のおもてなし羊羹バー
2.9土『いろどる』紙とくらしと植物と ―足元の草花でくらしにいろどりを―
2.10日『はたらく』 佐賀を耕し食べる会 ―プチ菜園生活のススメ―

● トークイベント
2.1金 オープニングトーク  
テーマ:佐賀の『ものづかい』―つかい手が生み出す、新たなものの可能性―
場所:JONAI SQUARE 佐賀市城内1-6-10 サガテレビ1F
ゲスト:高塚裕子(bowl )、桜井祐(TISSUE Inc.)、白水高広(うなぎの寝床)
モデレーター:宮原耕史(さがデザイン)

2.11月・祝 / クロージングトーク 
テーマ:ものづかいから見る、未来のデザイン
場所:佐賀県庁1階県庁ホール 佐賀市城内1-1-59
ゲスト:山崎亮(studio-L 代表、東北芸術工科大学教授、慶應義塾大学特別招聘教授)、田村大(リ・パブリック)、先崎哲進(テツシンデザイン)
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本質的な地域文化の継承を。

ありがたき幸せ。またがんばって記事かきます。いや、気楽に書きます。
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ニューノーマル

佐賀県で行なっている。「暮らし」という軸から伝統工芸や地域のものづくりを考えるプロジェクトです。http://new-normal.life
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