目が眩くらむようなまぶしい光の降るなかで

それでも僕が遥はるか彼方を見つめていたのは

ただ、未来を視たかったから

そして、それを知りたかったから

できれば其処そこに行きたいって

僕は孤独の中で希ねがっていた

だってこの世界は、なにか間違ってる…

だからきっと逃げたかった

そうして三千世界を魔天使のように跳んで

時の果てを訪ねた、その旅の終わりの場所で

あなたが迎えてくれた

あなたが言の葉をくれた

" 現在いまを変えなさい "

その真実の愛を憶おぼえて

僕は現世に帰った

何かを探して川に飛び込むかのように

世界の中に生まれて

見知らぬ町で

見知らぬ家屋の二階で

荒々しく求めながら学びに努めた

そして勇ましい歌声のもとで働いた

少しだけ町を、少しだけ世の中を変えた

そうして少し時間が経って

人生のすみかを移り替えたら

あなたに少し近づいた

僕たちはふたりになった