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服は"種"からできている / 種から作ったTシャツ 【yohaku】

※この記事は『きばらない服 yohaku at うなぎの寝床 旧寺崎邸』に付随した特集記事で、メールマガジンでリリースした内容をアーカイブしています。
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種から始まる服づくり

着る人と、つくる人と、素材にとって"ちょうどいい服"って何か?を探求してきたyohaku。生地を買ってつくるというだけでは想像がつかないからと、自分たちで種から綿を育てることに着手してきました。

2021年の春からは、自分たちとその周りで栽培した綿から服をつくることを目指したwatanabe cotton projectに取り組んでいます。そして今年の6月、収穫した綿からようやくTシャツが出来上がりました。その名も「種から作ったTシャツ」

春に茶綿の種をyohakuの店舗でお客さんに配り、それぞれの環境で育てて秋に収穫できたら、その綿を回収し、生地にしてTシャツをつくっています。

白いオーガニックコットンに、栽培した茶綿5%を混ざ合わせています。育てた茶綿の様子が見えるオートミールカラーになっていて、視覚的にも活動が見えてきます。

2021年から取り組み始めたプロジェクトは失敗を重ねながらも少しずつ前進して、3年目を迎えようやく服の形となりました。

yohakuが踏み出す新たな一歩 
すぐそこにあるはずの"循環"をもう一度

春に種を蒔き、水をあげる。秋に収穫して、服になる。また春がきたら、種を蒔く。循環がぐるぐると続いていく。

毎日身につけている服も、実はそうしてできているはずですが、今の世の中では気づきにくいことになっています。それでも自然のリズムから生まれるTシャツは、「そうか、服も作物なんだ」と、私たちのすぐ足元にあるはずの循環を教えてくれるような気がします。

「綿を育てるということは、何かの一歩だと思う」とyohakuの渡辺さん。それは自然のリズムや服の循環を自らの手で確かめていくこと、今はまだ見つけられていない豊かさの形を探っていくことなのかもしれません。

種から作ったTシャツ

素材:綿 100%
和綿茶綿5%(余白屋上と、皆さんが育てた茶綿)
トルコ産オーガニックコットン95%

サイズ:2, 3
価格 :無地 7,700円(税込) / プリント 9,680円(税込)

yohaku 屋上 綿花栽培の様子

2021年春 種蒔き
7月
9月~12月 茶綿の収穫
春に種を配り、それぞれの環境で収穫して戻ってきた綿(2021年収穫)
出来上がったTシャツは柔らかさがありながら、
ふっくらしっかりとした厚み

2021年は、うなぎの寝床もwatanabe cotton projectに参加させていただきました。倉庫の裏の畑をお借りして、みんなで綿花を育てました。初めての経験も多く、背を高く伸ばしすぎたせいか、台風のときに倒れてしまうこともありました。それでもたくさんの花をつけて、わたが弾けたときのうれしさはひとしおでした。

服は種からできている。その一片に加われたこと、改めてyohakuさんありがとうございました。

旧寺崎邸にて開催中!10/23まで

きばらない服 yohaku
2023年 10/13(金)〜 10/23(月)

うなぎの寝床 旧寺崎邸
営業 11:00〜17:00
休み 火、水(祝日営業)
住所 福岡県八女市本町327(会場アクセス

イベント詳細はこちら


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