少し前の話ですが、数物勉強会という勉強会を行いました。

この会ではある程度の予備知識（物理や数学を専門とする学部生程度）を持った聴衆を想定して話してもらいました。これは自分が楽しみたいという思惑があったからですが、そのおかげで私としてはどの講演についてもとても楽しく聞くことができました。

また、会の後の懇親会も少人数でしたが講演者皆様に参加いただき、その中でも色々議論ができて非常に有意義な時間を過ごすことができました。改めてご講演いただいた皆様に感謝いたします。

講演者の皆様にご承諾いただきましたので、公演中に私がとったノートをこちらで共有したいと思います。

GengaQ SurvivoRさん、ガロア理論は共形場理論の夢を見るか？

片桐奏羽さん、不可逆過程の熱力学の２つの側面

小林健太さん、位相的A模型とシンプレクティック幾何学

森脇湧登さん、頂点代数入門

このような勉強会をまた企画したいと思っています。特に今回の話の続編として、ラングランズ対応とミラー対称性に関連した勉強会をいずれ行う予定です。また数理物理以外でも現代数学と他分野の関わる領域について私の興味のある範囲で勉強会を企画したいので、その際はご講演やご参加いただけると幸いです。よろしくお願いします。