教育実習期間に風邪ひいた話

 表題の通りなんですが、教育実習期間中に結構な風邪をひき、数日休んだ時の話です。おそらくすこし長く、そしてアホらしくなると思います。
 結論だけここで言っておくと、教育実習期間中に風邪をひいたりして数日休んでも、足りない分だけ延長戦を行えば単位は取れるので、安心して休んでいいです。実習先で延長戦できなくても大学が代替措置を講じてくれます。
 加えて、実習期間中の体調不良の場合は、先生と大学の担当部署への報連相を本当に早め早めに行うことを強くおすすめしておきます。

 この記事は、「Twitter大学」「ピリオド警察」「Imagine the ''未来''」などの語群に何となく心当たりがある筑シ皮大学の教職志望の学生さんにおすすめです。
 実際に参考にすることになった際は、必ず所属の各支援室や担当部署に確認することをお約束ください。

教育実習、どこに行くのか

 これを決めるために、皆さんは3年の6月くらいに「特例措置」というものを申し出る期間があります。特例措置には、

  1. 「お金が無いなどの理由で近所の高校を割り当てて欲しいと申請するもの」

  2. 「母校で実習をさせて欲しいと申請するもの」

  3. 「弊大学の附属校出身者が母校で実習させて欲しいと申請するもの」

があります。
 私の場合、母校に「君の大学はたっくさん附属校あるでしょ?」って断られたので、1の近所の高校を割り当てて欲しいという方で申請したのですが、蓋を開けてみると高校情報は附属校のみの受け入れだったため、近隣での実習がしたかった私にとってはやっても意味なかったやつでした。
 ただ、これは私の選択した学校種・教科での実習生受入に実習校側の負担が比較的大きくなることなどに端を発するもので、英国数理社で免許をとるならたぶんこんなことにはなりません。大学から近い学校たくさんある。行きたい学校の受け入れ枠を優先的に振り分けてもらえるぽいので、基本的にはみんな出すだけ得なんだろうな〜という印象でした。

 特例措置の申請と、それとは別にうんだらかんだら書類提出などがありますが、基本は特例措置申請すると、その時に書いた学校が割り振られます。そしてその特例措置の申請時の実習校選びで適当な選択をした私は、東京の附属校に行くことになりました。

教育実習、どれくらい行くのか

 弊学の場合、教育実習は3週間です。免許制度上、高校なら2週間でOKなのですが、大学が「高校のみんなも3週間ね!」と言うので、そうなりました。なんてこったい。事前の情報収集と決断力が大切です。良い学びの機会ですね。

 さて、私が行った学校では、土曜授業(午前4時間)が行われていました。これについては、まぁなんというか、不幸なことに、実習の一月ほど前に行われるオリエンテーションにて、その事実を知らされました。それはそれは絶望に近い感情でした。(弊学の20年度入学生の中には、「土曜授業」という制度・概念・単語に非常に強い嫌悪感・忌避感を感じる人がいます。該当年度の先輩が近場にいればなぜなのか聞いてみてください。)

 脱線しましたが、土曜授業ということは週に休日は1日で、残り6日は毎日出勤だということを言いたかったんですね。辛いね!
 また、3週間で120時間(1日8時間、週5日)が弊学の定める原則的な基準時間ですが、最終週を除き、2日分の土曜授業があるということで、128時間(1日8時間、週5日 【+ 1日4時間、2日分】)の勤務になるというです。1日(8時間)なら休んでも問題ないですね!

教育実習、お金どれくらいかかる?

 通学の選択肢としては、東京又は東京近郊の実家から通う、ホテル長期滞在・ウィークリーマンションの契約、大学周辺から通う、の3つです。

実家から通う

 東京や東京近郊に実家がある場合、実家から通うのが1番楽で安く済む選択肢です。家族との関係にもよりますが、親に起こしてもらったり、炊事洗濯掃除、風呂の準備等をしてもらえる環境はかなりアドバンテージです。限られた休日をそれらに使う必要もなく、冷蔵庫には食材がある。東京出身者にのみ許される最良の選択肢です。

かかる費用は大学から実家までと、実家から学校までの往復の交通費くらいでしょうか。

ホテル長期滞在・ウィークリーマンションの契約

 これをするなによりの利点が、朝5時に起きる必要が無いということです。2時間くらい睡眠時間が伸びるので、体調管理が重要な実習期間中の体力回復に一役買ってくれます。朝弱い人には嬉しいですね。また、光熱費などを考えなくていいのはよかったです。
 ただ、ひとつ言います、東京のホテルは高い。しかも実習中全て連泊でとると20泊は取らないといけない……わたしの場合、ホテル代だけで10万円かかりました。
 また、忘れないで欲しいのが、学校から徒歩圏内のホテル・ウィークリーマンションでなければ、交通費もかかることです。わたしはホテルから学校の往復が700円くらいだったので、これだけで全日程だと1万円くらいでした。また、毎日コンビニ飯を余儀なくされるので、3食考えるとホテル代食費交通費で15万以上使ったと思います。
 また、この場合の1番の問題点が気軽に頼れる人が近くに居ないということです。東京に住んでいる友人がたくさんいる場合を除き、基本的には自分か、同じく実習のために東京に来ている人しか頼れないので、何かあると死にます。
 ウィークリーマンションの契約をしようという場合は、早めに見つけて契約しないと、結構手続きが大変だったり、いいところは埋まったりで困ったことになってしまうこともあるので、動き出しは早めにしましょう。ウィークリーマンションはいろいろな形態がありますが、教育実習期間である20日とかいう微妙な期間の契約は少ないです。だいたい1ヶ月〜というのが一般的。東京で暮らしてみたい人は実習後しばらく東京での生活をしてみるのもいいのかもしれません。あと光熱費も別途かかる場合があったり、入念な下調べが大事です。

大学周辺から通う場合

 交通費は往復で期間中毎日ただ往復するだけならだいたい5万円。これが東京以外の出身の人では一番安上がりかも。帰りは高速バスで帰れば、もう気持ち安くなります。
 自炊の環境ができていてお弁当を持参できれば、コンビニ弁当よりもかなり安くすみます。困った時も実習に関係の無い友達に頼れるので、セーフティも悪くない!
 ただし、時間的に、弊学で言うと、毎日5時起きになります。寝坊したとしても6時を過ぎたらほぼアウト。これは一部の大学生にとっては厳しい場合があるので、早めにどれだけ疲れていても5時に起きる練習をしておく必要がありますね。

そして、風邪をひく。

 まぁそんな感じで、東京に実家がなく、朝起きるのが苦手で、ウィークリーマンションの契約は面倒だし、はやく大学に帰りたい私はしばらくのホテル暮らしを選んだわけですね。そして悲劇は起こります。

 実習1週目をこなし切った日曜日、私は発熱し、ぶっ倒れました。やっべー!!とにかく日曜の夕方までに先生と大学側の担当部署にメールで連絡。咳が止まらず熱が下がらず立ち上がることもできず延々とホテルのベッドで嘔吐と頭痛で寝転がることしかできない日々。毎日先生に体調報告のメールをしていたのが懐かしいです。嘔吐の可能性がある場合は上半身側にでかいゴミ袋を敷いて寝るといいですよ:D
 休み休み休み休み。月曜火曜水曜木曜の4日休みました!
 さて、前述した通り、実習時間は128時間あったので、1日分=8時間は休んでも何とかなるということでしたね。しかし、今回はそれどころではなく休んでしまったんですね。大学に入ってからここまでは一度も風邪をひいていなかったので、マジで最悪の気分でした。なんでこんな大事な時に……いままでどんな無茶しても風邪もひかなかったしコロナだって未履修なのに……。熱でネガティブになり、教育実習期間中は体調管理を最優先にと再三言われた中での発症だったので、自責が止まらん止まらん。元々自責傾向の強い人間ですが、体調が悪いとまぁ酷かったのであんまり思い出したくない朦朧とした記憶です。

 まぁどうやら、黄砂や季節の変わり目であったこと、体調の周期的な問題と、引きこもり生活から一転しての大人数との接触、実習による喉の疲れなどが原因だったみたいです。
 実習が始まった頃、黄砂がかなり大量に飛んでいたり、気温の変化が激しかったりと、まぁまぁ高負荷な環境でした。また、弊学周辺は人が少なく、わたしも引きこもりがちな人間だったので病原体をもつ人間との接触が少なく、大都市「東京」の通勤電車でギューギューされながら生きるには免疫力が弱すぎたのでしょう。
 あとホテルが埃っぽくて禁煙でなかったのとも、アレルギー体質でタバコを吸わない私には刺激が強かったのかもしれません。ホテル選び、マジ大事、、

終わらないね、教育実習

なにはともあれ、そんなこんなで4日も休んでしまったわけです。そして当然、その分を取り返さないと教育実習は終えられません…。1日分は相殺するとして、残り3日分、どうなっちゃうの…という不安もありましたが、結論から言うと、なんか大学職員さんと先生のおかげでなんとかなります。

 3日分追加で出勤すること。これは確定。これをいつにするか、どう決めるかはすべて担当教員に委ねられていると言っても過言ではありません。
 私の場合は、担当教員に判断を委ねられた私に任されました。幸運ですね。
 教育実習の2週間後、私には卒業研究の着手発表会が待っていました。その2週間の猶予の間にも、就活関連でオンライン面接が複数件入っていたりして…。まぁ教育実習で3週間は研究の進捗がなく、本当に何もできていなかったので、実習が終わった瞬間からはそれらの準備をする必要がありました。その結果、着手発表の1週間後の木金土に実習を行うことになりました。あーこれが終わればやっと終わりますね。

終わらなかったね教育実習

 就職面接をこなし、着手発表をゼミの先生にため息をつかせながらなんとか終わらせて、実習延長戦初日の前日の水曜日。なんとまた発熱しました。あーあ…。即報告即連絡即相談。これだけが私のいいところ。
 先生からはすぐに返信があり、一旦明日はなしで、残り金土は参加できそうならそこは来てね。あと、来週で来れそうな日1日教えて。
 はーーーーー延長戦でも体調崩すなんて、とんでもねぇ奴もいたもんですよね…。残りの2日はなんとか熱が下がって無事参加。来週で来れそうな…日…か……。

 さてさて、ここで問題がありました。実は着手発表までに開催された就職面接時、片方は無事面接を通過し、なんと、この「来週」の月曜日に対面での二次面接に呼ばれていました。就職先は東京から交通の便はいいけど遠く離れた地元。

 今思っても、我ながらバカな日程を組みました。2日目の実習(土曜日)を終えたらその足で夜行バスに乗って実家に帰省、そして月曜の二次面接(最終面接だった)に参加し、水曜の夜中に夜行バスに乗って木曜の朝に東京着。そのまま実習最終日に参加。バカかな?バカだよね、ほんとにバカです。
 や、違うんだって、地元から東京経由でつくばに帰ってまた東京に出てくるのはめんどくさいしさ…日程的にもちょうどよかったし、しかたなかったんだって…。

 そんなわけでなんとか実習最終日を迎え、そして終わらせ、ついに自宅へと帰還したわけですね。あの時の、やりきりやがったわこいつ……という心底からの自分への呆れは忘れられません。やめなさいこんなことは。

ついに終わって

 なんか色々な話をしつつで、ばかが露呈する話ばかりでしたが、まぁそういうわけで、教育実習は休んでしまってもなんとかなるし、その追加日程でさらに休んでしまっても、なんとかはなります。(担当頂いた先生がたまたま非常に優しかったというのもあるかもしれないが、まぁ一般的には皆さま体調不良にはこのような対応をしてくださると思う)真面目に頑張る姿勢を見せておくことは、担当教員の精神衛生上、大切なことです。
 教育実習に関しては、どの人も思うところやなんや色々とあると思いますが、やる気あり、覚悟あり、貫く姿勢ありの三拍子を揃えて、たとえそれが嘘でも本当でも最後まで貫き通せれば、なんとかなるかなと思います。あとお礼メールとかお礼のお手紙とかはもうさっさと書け。どんどん書け。出すタイミング逃すと終わる。

最後にまとめ

 最後になりますが、教育実習先の担当教員には大変お世話をおかけし、数々のお気遣いを頂きました。大学の担当部署の方にもとても気にかけて頂きました。深く感謝しております。無事免許もとれそうで安心もしてます。本当にありがとうございました。こんなに世話かけたのにお礼メールすら出さなくてごめんなさい。

 えへ、最後に言いたかったことをまとめておきます。

  • 教育実習は休んでもなんとかなる。

  • 追加出勤で単位も取れる。

  • 体は資本。

  • 研究は早めに手つけとけ。

  • 就活は早めてもいいし遅らせてもなんとかなる。保証はしない。

  • 元気に期間中に終えるのが一番すべての人間にとっていいことだ。

  • 気合い入れてけ。

 以上です!!!
 マジでクソ忙しくて死ぬかと思ったけど生きてるしおけ!でも先生にならないなら教職はとるな!時間の無駄だマジでこれは本当!あとなんか言いたかったことあったけど忘れた!今度思い出したら追記します!頑張れよ教職とる大学生たち!!!!さよなら!!!!

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