早いもので、以前のnote記事からもう丸2年が経ってしまいました。
そんな調子ですが、改めて気付きみたいなものがあり、もしかしたら誰かの役に立つのかもしれないと思って筆を取った次第です。

お金がなくて困っている人

引き寄せや願望実現について検索する人の悩みというのは、7割これだと思っています。残り3割は恋愛をはじめとした人間関係の悩み。
かくいう私も、お金がなくて困っている時期がありました。

なんにも楽しくないし、何をしたいのかもわからない

お金の不安に苛まれると、そんな気持ちになっちゃいますよね。
やりたいことをやれば良いと言われたところで、やりたいことなんて分からない。
やりたいことが見つかったところで、それでどうやってお金になるのかわからない。
できれば今すぐ解決してほしいのに！
ドカンとお金が降ってきさえすればそれだけでオールオッケーなのになぁ。

この思考には落とし穴があります。
段階的に掘り下げてみましょう。きっと楽になります。

失くしものは何ですか

お金の不安に苛まれて何も楽しめないでいる時は、必ず見落としがあるのです。
それは、感謝の気持ち。
しゃらくせえ！
ごもっともです。
感謝もへったくれもない。いい気分だろうが何だろうが、お金だけ手に入りゃ全ての問題が解決するんだよ、というお気持ち、たいへんよくわかります。

ですが、今だけそのわだかまりを横に差し置いて、ちょっとだけ振り返って欲しいのです。

感謝は「しよう」と思ってするものじゃない

人から優しさを受けたり、良いタイミングで良い出来事があったときに、感謝というのは自然と心から湧いてくるものですよね。
願望実現のために感謝をしましょう、というのではありません。
感謝に値するものを探してみてもらいたいのです。

働いている人は、職場やお給料に感謝してみることはできませんか？
もしかして一点の曇りもなくクソな職場と思っているかもしれませんが、仕事というのはそれだけで誰かの役に立っているのです。
あなたが勤めることで職場が成立するように、あなたの職場・会社があることで恩恵を受けるお客様がいるのです。
お客様が居て職場があってあなたが生活している。
たとえ今のお給料に不満があるとしても、そのお給料があるおかげであなたが出来ることはいっぱいあるはずです。
家賃を払ったり、服を買ったり、食事をしたり。
しかも、それらを選ぶことさえあなたはできるのです。
これでも、全く感謝に値しないでしょうか？

働いていない人でも、何らかの収入や養ってくれる人に感謝してみることはできませんか？
少ない収入かもしれません。養ってくれる人から貰えるお金がもっと多ければいいのに、と思っているかもしれません。
それでも、それらのおかげであなたが自由にできることは、それらが無いことに比べるとまだある筈なのです。

借金がある人は、借金できたおかげで難局を乗り切ることができた、という経緯を振り返ってほしいのです。
危機的状況を乗り切るために、借金することができた。
そう考えていくと、もし今その借金が残っていたにしても、感謝に値する功績だったのではありませんか？

とまぁ、こんなふうに、まずは「お金がない」ことよりも「今ある豊かさ」に着目してみてはいかがでしょうか。
そうすると、頑張って感謝するのではなくて「あー、そういえばありがたいなぁ」なんていうふうに少しずつ感謝の気持ちが湧いてくるのではないでしょうか。

それで現金が手に入ったら苦労しないよ
仰る通りです。
ただし、これは引き寄せの根本的な原則にまつわる態度のつくり方です。

少ないと思えば減り、多いと思えば増える

引き寄せとは本来そういうものです。いろんな書籍で語られていることの全てはこの一言に集約されるといって過言ではないでしょう。

世の中には増えて困ることもありますよね。体重とか。
収入が増えて嬉しいことは言うまでもありませんね。
お客さんがこんなに居る！と思えばどんどん増えますし、これだけしかいないと思えばどんどん減ります。

「これだけのお金がある。それは〇〇のおかげだ。ありがたいなぁ」

なんて自然に思えるようなことを見つけられれば、しめたものです。

いい気分になろうとしない

引き寄せでは「いい気分ならいい気分の出来事が〜」と言われますよね。
だから、まずはいい気分で居ようとする。
けっこう無理していい気分で居ようとする人は多いと思います。私もそうでした。
ですが、先ほどのように感謝に値する何かを再確認し「ああ、ありがたいな」と思えたら、その時既に良い気分になっているのではないでしょうか？

深い感謝とか、ドラマティックな要素は目指さなくても大丈夫です。
そんなに大袈裟じゃなく「ありがたいっちゃあ、ありがたいなぁ」くらいの心の動きであっても、それは心から湧き上がった感謝なのです。
願望実現のためにこじつけて行う感謝とは、本質的に異なるものです。

あとは野となれ花となれ

リラックスした態度で感謝する流れを身につければ、あとはこちらのものです。
昨日までのあなたと波動が全く変わったのです。
潮目が変わったと言い換えてもいいかもしれません。
これまであなたを苦しめてきた困窮や不安の勢いが徐々に死に、豊かさや満足の方へ少しずつ少しずつ、事態が動き始めて行くのです。

やがて、自分から探さなくても感謝したくなるような出来事に溢れるでしょう。

引き寄せの活用とは、これだけのことなのですね。
様々な書籍でも語られている方策ですが、私の体感なりに改めておさらいしてみました。

あなたに、良い出来事が起きますように。