男に襲われた話

note始めました。腐ってもみかんという名前でラップしたり小説書いたりしてます、よろしくお願いします。

こないだ新宿で冬によく行ってたタイ料理屋さんに夕食食べに行ったら数ヶ月振りだったけど店員さんが覚えててくれてマンゴジュースとタピオカ入りココナッツミルクをサービスしてくれてめちゃくちゃ感動したんですよ。タイ行った時もバス停で道聞いた人がすごい親切に教えてくれたりバンコクのイケてるホテルにどうせ泊まれないからトイレだけでも貸してくれと思って入ったら出る時に入り口で案内してるホテルマンが不意に「どこまで帰るんだ?」って聞いてきたから「カオサンまで」って答えたら「歩いてか?遠いからタクシー乗ってけ、金なら心配するな」と行ってなんとタクシー代出してくれたりということがあって本当に有り難かった。タイ住もうかな。

基本的に俺日本以外で差別受けたことないし世界で一番日本が生き難いんだよな。日本生まれ日本育ち日本国籍持ち三〇歳の男だけど。日本で生きる意味がマジでない。そりゃ「嫌な奴」は世界中どこにだって居るし、金ぼったくられたこともあったけど日本ほど不快な目に遭ったことはないし、人間性を根本から傷付けられるような眼差しや台詞を受けたこともない。例えば英語なら名前の呼び捨ても「You」呼びも普通だし、日本語で初対面(に限らず)の相手から「お前」呼ばわりされることとは何もかもが違う。

そういう日常のコミュニケーションに潜む「力関係」の窮屈さっていうのは、やっぱり母語だと余計に感じる。それはだから別に日本が悪いっていうか俺が日本で育ったから感じるという面も大きいだろうけど。

でも男に襲われて口の中に舌を入れられて、それで裸足のままパニック状態で部屋を飛び出して深夜も営業していたバーに逃げ込んで呼んでもらった警察官の前で呆然として泣いていたら「男なのに泣くな」と言われた時の怨みを俺は一生忘れないし、あのクソジジイだけは世界で一番悲惨な死に目に遭ってくれと今でも思ってる。俺に舌を入れてきた男よりも。というか今だから思えるのか。これは俺が二〇歳の頃に自転車で東京から大阪の友達に会いに行こうとしてた道中でネカフェ代をケチって声を掛けて来た男にのこのこ付いて行ったら部屋で寝込みを襲われたという話。俺がもしも女性だったら確実に「自己責任」と叩かれたんだろう。そういう何もかもひっくるめたクソな世界をいい加減燃やしたいということで今日はこれを書いてみました。これが俺にとっての #metoo  です。

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