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ロバが町のシンボル、絶景のサントリーニ島フィラ

前回はサントリー二島で一番有名なイアでした。

今回は島の中心のフィラです。フィラはすぐ沖にクルーズ船のボートが到着するので、クルーズ船客でも賑わう町。最終日はフェリーが午後の遅い時間だったので、最後にフィラを歩くことにしました。


イアに劣らないフィラの町並み

フィラは断崖絶壁に白い建物が並び、雰囲気はイアに似ています。

フィラにも青いドームの教会が。裏通りは空いていてフォトジェニック。

青空に映える白い教会と鐘。

島の最北端にあるイアも見えます。

丘の上にそびえる黄色と青のコントラストが美しい教会。

お店のある通りは狭くかなり混み合います。

イアに負けず劣らずの壮観な景色。

クルーズ船と町のシンボルのロバ

この日は沖にクルーズ船が3隻停泊していました。

クルーズ船は岸に着けないので小さいボートに分かれて上陸するのですが、400mもある崖を登ってこなければなりません。

登る方法は3つあって、一つはケーブルカーを使う方法。面白いことに6基のケーブルカーが数珠繫ぎになっていて、1基6名、一気に36運べるそうです。これが2対あります。

大型クルーズ船は何千人という人が降りるため、帰りのケーブルカーは2〜3時間待つのは当たり前なのだとか…私達が午後にケーブルカー駅の前を通ったときも長蛇の列ができていました。

二つ目の方法は、階段を歩いて登り降りする方法。日陰がないので汗だくになりそうです。

3つ目は、ロバに乗って階段を登り降りすること。ロバは崖の下に見えましたが点だったので写真は取りませんでした。サントリーニのお土産屋ではロバ・グッズが売られていたり、ロバの絵が描いてあったりし、ロバはサントリーニのシンボルとなっています。

イアの通りに掲げてあったロバ立入禁止のサイン

ギリシャのロバかと思えば、実はフランスから輸入しているそうです。そして、オーバーツーリズムが騒がれるようになってから、フィラでロバが酷使されていると問題になったそう。

イアの通りにいたロバの像

欧米のクルーズ船の乗客を見ると、かなりオーバーサイズの人が多いです。耐えられる重量以上の人を乗せ、日陰のない階段を登り降りし、たくさん稼ぐために休みもろくに与えられずにいるロバの状況が知れ渡り、ギリシャ政府は重量制限を課すなどした法律を施行したそうです。それでも酷使は今も続いているのだとか。クルーズ船によってはロバに乗らないよう乗客に勧めているところもあるとのことです。知らないと利用してしまう人も多いでしょう。

フィラで気になったショー

フィラのお店においてあったショーの宣伝。その名も「The Greek Wedding Show」。お皿を派手に割ったりするギリシャの伝統的なウェディングを再現したショー。アメリカで予想外の爆発的ヒットになった映画、「My Big Fat Greek Wedding 」で知れ渡りました。

気になりましたが、観光客向けのショーだし、やはり実際ウェディングを見てみたいです(恐らくそんな機会はないですが…)。ギリシャのウェディングでお皿を割る場面はこちら↓

フィラを堪能した後はバスでフェリーポートへ。次回はフェリーでギリシャ最大の島、クレタ島へ向かいます。


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