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36. その他ヨーロッパのお話の番外編(その4:ジュネーブで)

ジュネーブ(Geneva)は結構起伏が多い街です。
街の中心部から歩くと赤十字などがある方向もそうですが、レマン湖そばの旧市街からは先もかなり急な坂になります。

赤十字社そばの公園。
最初は何をしているのかわからなかったのですが、こんな大きなチェスもあるんですね。

高台にある公園からレマン湖側をみると、古い建物の多くは一階が店舗で上階は住居になっています。

この向こう側にレマン湖があります

日本と違って湿気が少ないので、この辺の住居、オフィス、ホテルにはいわゆる冷房のためのエアコンはほとんどありません。(スチームの暖房は多いですね)。
夏に気温が高くなっても日差しさえ遮れば結構過ごしやすいのです。
住宅の窓に色々な種類のオーニング(日よけ)がついているのが特徴的ですね。
一番暑い時期には大体の人が1か月ほど休んでバカンスに行きますしね。

窓には色々なオーニングが。単なる日よけとしてでなく生地の色合いがとてもおしゃれな感じです

逆に来日したフランス人に、日本の住宅には各部屋にエアコンがあるというと驚かれます。
 
気候としてはヨーロッパには日本の梅雨の時期に来るのが一番良いかもしれません。
4-10月はサマータイムにしますが、それでも夜10時くらいまでは明るいですしね。
 
元々はこの丘に砦ができたのが町の始まりということで、途中に展示してある大砲も多分当時のものなんでしょう。

旧市街の坂の途中に大砲が4門
歴史的なものの様ですが、子供が遊んでも全然大丈夫

大体いつも宿泊しているのは街の反対側で旧市街には観光や食事の目的で来るのですが、たまたま移動日の午前中にお土産を買いに来ることが有り、ちょっとした朝市を見ました。

朝収穫した野菜を並べています。結構繁華街のど真ん中なんですが。
お隣はパンとソーセージ

ジュネーブは地理や世界史などでもよく耳にする都市なのでかなりの大都市を想像してしまいそうですが、チューリッヒに続くスイス第2の都市と言ってもその人口は20万人足らず。
日本では地方都市並みですね。
 
スイス自体面積的には九州程度で、その中でドイツ語圏、フランス語圏、イタリア語圏があるとか言われると、同じ国で公用語がいくつもあるってのは我々の感覚からは考えられないお話ですね。
ベルギーとかも同様ですが。
 
因みにジュネーブと言うのはフランス語の読み方で、英語で話す場合はジェネバ(Zürich:チューリッヒもドイツ語読みなので英語読みではズーリックですね)と発音されるので、一番最初はちょっと戸惑いましたけど。

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