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40. 韓国で(その7:韓国の和食 Part 1)

 昨年末に韓国編の途中で中断してしまいましたが、また今年から続編を(と言っても残りは少ないですが)。
 
一度ソウルでChicken barbecue (焼き鳥)のお店に連れて行ってもらったことがあります。
店の看板には漢字表記で「鳥金」と書かれており、” DORI KING”との表記がありました。

ボクが行った当時はハングルの表記は無かったように思います

ソウルではほとんど漢字の看板は見かけることはあません。
交通標識や地下鉄の案内図もハングルと英語表記です。
ソウルオリンピックの時にだいぶ英語表記が整えられた由。
(20年位前の話ですけど)
 
唯一たまに見かける漢字表記看板は日本食レストランを示す「日式」。
 
なので「鳥金」という漢字を見たボクは
“ Oh, here is Japanese restaurant.”
(ああ、ここは日本食だね)
“No no, this is traditional Korean restaurant.”
(いや、伝統的な韓国料理のお店だよ)
我々を案内してくれたJamesくんはそう言うのですが、ならばと、
 
“ Do you know the meaning of these Chinese fonts ?”
(ンじゃ、この漢字の意味って分かるの)
と尋ねると首をカシげます。
 
これはね、それぞれ”Chicken” “Golden”って意味なんだよ。
大体“Dori King”って日本語の読みだし(ま、ちょいと違ってますが)。
 
でもまあ、こちらとしても好人物のJamesくんを追い詰めるほどの焼き鳥愛好家ではないのでねぇ。
 
案の定出てくる料理はほぼ日本の焼き鳥屋さんとほぼ同じで、最後に釜めしがお馴染みの一人用の釜で出てきました。

これまでこの器で白米しか供されてこなかったので、この時はある意味新鮮でしたけどね

そこにまたタクアンも添えられているので、
「これは日本のものだよ」と言うと、またもJamesくんが、
“No. This is local Korean piculs. Traditional one from southern area.”
(いやいや、これは韓国の南の地方の伝統的なピクルスだよ)
とノタまいます。

沢庵和尚も地下で苦笑いされてたでしょうが、ま、隣国にまで広まっているのは喜ばしいことで。

んー、これって日本のお坊さんが作ったんだけどねぇ、だいたいそのヒトの名前がついてるし、とか言っても、どうやら意外に愛国心の強そうなJamesくんのご機嫌を損ねるだけなので、
 
“Well, we are very close since ancient days.”
(ま、昔から近しい間柄だからね)
という事にしておきましたけど。

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