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片道航空券

どれくらい
何処まで?
手を差し伸べるべきなの

早生まれの長男が産まれてから
母親になって23年目の春です

いよいよ母子家庭の巣から放ち
文字通り飛び立つ春で
頼りない日々をごめんよ、だった

父親ならどうすべきか?
甘いのは母親だからか?
で、冒頭の

親は何処まで?

片道の航空券買ったよ
物件契約と諸費用
当座の生活費
当座の必要な物品

どこまで?‥
手を差し伸べるのが正解なんだろうでもきっと「金に困ったら、連絡しろよ」と別れ際に言うんだろう。父親役の顔で男らしく

「この道に進みたい、じゃなくて俺にはこの道でしか生きられない」って以前言ってたよね。その気持ちが褪せないことを願い


卒業式も行けなかった
上京する日も出張で不在、でも
決めたことだもの

東京で会おう、巣立って
1週間経たないくらいの頃だ
泥のついた‥じゃないけど札束を手渡して
振り返らず、進めばいい

この気持ちは通過しないとどう迎えるか想像もつかない

春よ、と問えば
優しく包んでくれないか?

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