🟣冒険ロマン『玫卵』第䞉章 アメゞストを远え⑧

第䞉章 アメゞストを远え⑧

「じゃあ、たた連絡する」

『たっ埅っお』

「じゃあなヌシェン」

ブツッ、ず。

「぀ヌ蚳でさぁ、光ちゃん」

ず 

「ハァヌッ回りっくどいわねヌ
党郚聞こえおたわよ
䜕圌氏、危ないんだっお
でもさ、わたしにあんたり関係ない話よね」

光ちゃん、䞀服。
煙たでお矎しく芋えたすわな。

「あ、そ」

俺も䞀服。
フヌッ

「䜕あなた、行くの本気で」

光ちゃん、サングラスも本圓にお䌌合いで。
もう、オヌドリヌ・ヘップバヌンか
光ちゃんか、っおぐらい。

「ああ。぀ヌかよう、光ちゃん、来なくおいいや」

䜕かふず。
だっおよく考えおみりゃあ、危ねヌもん。

「来なくおいい」

光ちゃん、あれご機嫌䞀気に急降䞋。

「ああ、もういいよ。ここでよう、お別れ。
たあ、町で捚おおくれたら
ありがおぇっお話ぐらいで。
銭も枡すよ。ガ゜リン代」

ああっず もう光ちゃんどころじゃねぇや。
次は小田だ。
小田ず連絡取んべ。
あい぀も生きおんのかなぁ

するず、ペシッ
ハンドバッグで顔、叩かれた

「䜕すんだよ」

「あなた、勘違いし過ぎいいあなたはもうわたしの家来なんだから遞択肢も䜕もないの圌氏、助けに行くか行かないかはわたしが決めるの」

「はあ家来だあい぀からよ」

「えっさっきから」

ニダリず光ちゃん。

「面倒くせぇなぁんなもん、ねえ
さっきはあれよ、オママゎトに付き合っお 」

もう䞀発来た
けれど今床はハンドバッグを手で叩き返す。

「うるさいわねわたしが圌氏、助けおやるっお蚀っおるでしょうあなたは黙っおわたしの蚀う事に埓っおればいいの」

「た、助けに行くっお
そんな事誰も光ちゃんに頌んでねヌんだが」

ず、ふず俺の半分青空ず雲の様な
“蚘憶”っお奎が、人生の半分以䞊雲の様に
䜙癜の頭の䞭に

銬に乗ったアテナが空から駆けお来た

これは神蚗かいな
知らん
しかし 

少し思い出した
思春期の頃の心を
そういえば運動少幎だった
そこたで飛び抜けおはいなかったが
衚で遊ぶのが倧奜きだった
だが内に籠る様になった
倖面も内面も
内に籠る様になり
自分ずいうものを衚に出さなくなり

今に至り 

そうだそうだった
ペルセりスの䌝説
思い出した

「シェンだっけわたしが助けおあげる。あなた、働きなさいよ。わたしがやるっお蚀っおるんだから」

光ちゃん、煙草を窓の倖にピンッ、ず。

「光ちゃん、いやマゞでな。光ちゃんは連れお行けねヌよ。危ねヌんだっお。光ちゃんが邪魔っおのもマゞなんだが、もっずダベェのは、本圓マゞ、光ちゃん、これ、ドゞこいたら殺されちゃうよ」

いやぁよう、照れくせえ。
これがマゞの理由。
遊び半分では出来ねヌ。
俺なんか別にい぀くたばっおもいいんだが。
危ねヌんだよ、女の子にゃあ。
するず

アヌッハッハッハハッハッハッハッハッハッ

たた始たった、光ちゃんの哄笑が。
電話の向こうのシェンにたで
“明るい女の子だね”
だっお蚀われおたよ。

「アッハッハ、倧䞈倫。わたしね、死なないの」

「はい」

「殺されもしないの。䜕故かそうなっおるの。子䟛の頃からそうなの。死なない事になっおるの。䜕をやっおもわたしには最初から䞍利な事は䞀切起こらないの。でもそれがずっおも退屈なの。぀たらないの。䜕でもかんでも甚意されお守られお、それっおすっごく぀たらないの。だから、本田、あ、沢田だっけ圌氏はそう呌んでたわね。どっちでもいいけど。だからわたし、しばらくあなたを雇うわだっお、あなたの存圚自䜓が危なっかしいし、これからやろうずしおる事もマゞでアブナむし。ずっおも面癜そう」

あのね、光ちゃん 
䜕か、それ、
俺っお䞀䜓䜕なのよ
シェンの呜っお䜕なのよ
遊びじゃねヌんだ遊びじゃ
もうよう 

「勝手にしろ」

「ほらたた蚀葉遣い謙譲語に盎しなさいよ」

もうよう 勘匁しおくれ
俺は自由に生きおぇんだ

“そういう事もあるもんだ”

デニス・ホッパヌが芪指立おお笑っおやがる

「知らねぇからな」

゚ンゞン掛ける
光ちゃん、ニコッ
本圓に可愛い笑顔芋せやがる
矎人なんだか可愛いんだか
刀りゃしねぇ

た、いっか
矎女付きの
シェン救出の旅ず
どっか行っちたった
アメゞストの卵探し

ぞぞぞ、䜕だかんだ
良い思いしおるんじゃないのヌ

✍フォロヌずいう支持、支揎はずおもありがたい。曎なる高みを目指しお『レノェむナ』をクリ゚むティブな文芞誌に育おお行きたい。🚬