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儲かっちゃった! ガン闘病記。

ガンになったことありますか? 日本人の死因第一位で、男性の2人に1人、女性の3人に1人はガンになるらしいですよ!

きっかけ

私は28歳のときに、ステージ2のホジキンリンパ腫になりました。突然、首にコブとりじいさんみたいなコブができていることに、気づきました。痛みはまったくなかったのですが。

痛みがないのでほったらかしにしていたのですが、その年の年末、しかもクリスマスの日にインフルエンザにかかってしまい、39度越えの熱が出て、起き上がることもできないので救急車を呼んだんです。

すると、搬送されたのが、徒歩5分の場所にあった赤十字病院でした。病院で住所聞かれたときは恥ずかしかったっす……

そこそこ大きな病院だったので、タミフル打ってもらって体調が落ち着いたときに、首のコブについて先生にたずねてみました。「これなんですかね?」

先生の返答は、「病理検査してみる?」ってことだったので、年明けに入院して病理検査してみました。

人生初の手術

この病理検査がなかなか大掛かりなもので、首という神経が集中している部位を切開して組織を取って調べるために、全身麻酔が必要な手術となりました。

全身麻酔のため、尿道に管を通す必要があり、これがめちゃくそ痛かったっ……けど、入れるときも抜くときも、女性の看護師さんだったので、新たな快楽の扉が開きそうになったのはヒミツです。

で、検査結果ですが、ガンでした。

「生存確率でいえば、8割助かりますよ」と、結構ライトな感じで伝えられましたが、2割は死ぬんか〜い!とツッコミそうになりました(笑)

けれども、内心ガッツポーズしてました! やっぱりガンだったんだ! やったぜ!ベイベー!

え? なんで? アタオカなの? と思いました?

ガン保険は宝くじ

じ・つ・は、、、特約金付きのガン保険にはいっていたんですよねー! 500万円の特約金!

約1年前に、当時は居酒屋の店長をしていたのですが、常連さんに生保レディがいました。めちゃくそ私のタイプの女性で、なんとか口説けないかという下心8割と、実際ガン家系なことを気にしていたこと2割で、仲良くなってガン家系のことを口実に相談したんです。

そうしたら、オススメのがん保険があるよ、って勧められるままに、当時月給18万で1.5万円のガン保険に加入したんですよ! バカですよねー(笑)

結果、宝くじ当選のような結果になり、500万円を手にすることができました。

生命保険は、無駄無駄無駄ーーーっ!!

ガン治療にはお金がかかるんでしょ? ノンノン! こんな制度がありますぜ旦那!

高額療養費という、健康保険に入っていれば受けられる神制度があって、まあ後払いなんですが、支払った金額の9割(当時の話なので、今は何割なんだろ?)は戻ってきます。なので無一文でも、病院から高額療養費制度を紹介してもらえますし、3ヶ月程度で9割戻ってきますから、ぶっちゃけガン保険なんて必要ないんですよねー。

けど、500万円ゲットだぜー! あっという間に飲み代や車のローンに消えましたが……

とはいえ、闘病生活はなかなか苛烈なものでした。

抗がん剤、パねぇっす…… 最初の投薬のときなんて、5cmくらいある管を血管に通されて、薬が体内に入った瞬間ゲロ吐きましたから…… 血管を薬が伝わってくる感じがわかるんですよね。

もう、薬が入った瞬間、血管がジリジリ熱くなるし、鼻の奥に塩化ビニールを突っ込まれたような臭いがするんですよ!

抗がん剤を打ったら、1週間は食欲もないし、ダルくてダルくてしかたがない。それを2週間おきに計8回打ちました。

さらに、毎日採血やらMRIやら検査されて、放射線治療も途中追加で受けてハゲるし、最悪でした。今ガンになったら、一切の治療を拒否して死ぬことを選ぶかも……

てなことで、半年でガンの闘病生活を終えて、さらに苛烈な社会人生活を歩むこととなりました。(・ω≦) テヘペロ

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