見出し画像

・ガウディ展千客万来百千鳥


1度目は入れず、外観のみ。
2度目は内部をじっくりと。

未完成で、いつまでかかるか分からないとされていたザグラダ・ファミリア聖堂。

いよいよ前倒しして2026年に竣工する。
コンピュータを駆使して、画期的に工期が短縮されたのだ。

26年は、設計者のガウデイの没後100年。
施工が始まってから140年以上経つ。

日本人彫刻家の外尾悦郎さんは、45年間修復に関わってきた。
スペイン在住の知人夫妻が、彼と懇意にしていた。1997年に友人夫妻が訪西して、彼とお会いしたと聞く。

さて、バルセロナの街を夫と2人でぶらぶらした。海沿いから西へ。大通りを歩ける限り。

楽しい街だ。ガウディのアートがあふれている。
建物や公園がカラフル。バロックやゴシックのオンパレードだ。


今、ガウディ展が名古屋市美術館で開かれている。
会期半ばの平日に訪れたが、押すな押すなの盛況だ。聞けば、初日から混んでいるという。

なぜか?
有名な観光スポットだから?
設計思想が気に入った?
幾何学が好き?
螺旋や円、放物線が魅力?

模型や彫刻、設計図、写真、金具、聖堂の壁など、これでもかという程の贅沢な展示だ。

人類の向かうべき方向性を指し示すガウデイ。
行動の人だった。
貧しい人々のための聖堂をめざした。
私は幾何学者、と自称する。

彼の遺志を継ぐ次代の頼もしいマエストロたち、ご苦労様。
完成の日が待ち遠しい。

ザグラダ聖堂電子で施工すすむ春 

ザグラダは貧者の聖堂あたたかし 

聖堂は神の住む森小鳥来る 

内戦を超へてザグラダ鳥の巣状 

ガウディの思想と通底「鳥の歌」 

放物線のステンドグラスより春の光

ガウディの幾何学タイル春のいろ

螺旋柱は永劫回帰ガウデイの春

人類の希望やザグラダの春灯

二度訪問のザグラダ三度目の春は無理





この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?