【観戦後の雑感】2024 J2第2節 いわき×岡山

皆さん、こんにちは。うにがしらです。
日曜日の引き分けから、X上ではファジ界隈は荒れ模様。当日、うにがしらは所要があり、試合を通しで観ることができなかったのですが、それでも試合が気になったので終盤30分弱を出先でスマホで観ていました。
結果は、ラストワンプレーで失点し引き分け。
ボールがゴールに吸い込まれたところを観て「Oh(´・ω・`)……」となったのでした。
勝ち点2を失った形になるので、どうしても「昨年の繰り返し」という印象を持ってしまいますが、実際の試合展開はどうだったか。
本日、試合を通しで観ることができたので、その点に着目して、雑感を述べたいと思います。


寸評

試合は、序盤から、中盤でのボールの奪い合いが展開される。
その中で、前半はファジアーノが、やや優勢に試合を進めていた。前節と同様に3TOPでのプレスとそこに両WBとボランチが連動する形で、相手コートでの展開を増やす。
しかし、いわきもチームカラーであるフィジカルと球際の強さで対抗。またこの試合に関しては、テクニカルな選手がピッチにいることで、特に後方のボール保持、あるいはカウンター発動前のボールを落ち着かせる展開が上手くいっており、要所で岡山ゴールに迫っていた。
おおむね互角の中、前半の終盤に岡山が攻勢を強める中でロスタイムでCKから先制に成功した。
しかし後半は、いわきペースとなる。岡山のゴールに向かって攻勢をかけ、田上の退場を誘発。後半開始から11人対10人になるまでは、いわきは岡山にほぼ攻撃を許さない展開だった。この流れに乗じて、いわきとしては数的有利を活かしてゴールに迫る。
しかし、ここが勝負の難しいところか、数的有利でいわき優勢ではあるものの、岡山の自陣でのブロックの強固さといわきの攻撃の単調さも相まって、特に80分ごろから最終盤までは、膠着に近い状態に。岡山は要所で跳ね返し、効果的に時間を稼いだ。
しかし、最後のFK。いわきGKの立川がヘッドで競ったボールが、結果的にうまく谷村のもとへ。谷村も判断良くゴールに流し込み、引き分けとなった。

岡山で印象に残った選手

No.9 グレイソン
第1節からインパクト抜群でしたが、この試合でも、その上手さに目を引かれましした。やはり足元の技術が高いのが素晴らしいですね。特にため息がでたのが、前半24分に鈴木選手から、ややアバウトな形で縦に送られたボールを足元にピッタリと収めて岩渕選手に送ったシーン。
岡山にとって、前線から中盤でボールを収めてリンクできる選手は、非常に重要なので、チームとして、今後この人をより活かしていけるか。この点はあらためて今後のポイントだと思いました。

No.14 田部井 涼
この試合交代するまで、試合全体で目立っていました。第1節から1本のパスでチャンスを演出していましたが、この試合では、その点に加えてボールキープが目立っていました。仙波クルクルほどではないですが、それでもターンで相手からボールを逃がし、良い位置を確保してからの展開が何度も見られており、状態の良さがうかがえます。現在、先発を得ていることが納得のできでした。

No.24 藤田 息吹
第1節から位置取りの良さを感じていましたが、この試合で10人になってから、その特徴はさらに輝く。要所でのこぼれ球の回収は、チームを大きく助けており、この人が中盤でもたらす安定感は、今後も必要不可欠だと思いました。

いわきで印象に残った選手


No.8 西川 潤
特に前半の展開で、岡山に押し込まれた状態から、そのボールキープの能力で局面をひっくり返してました。特に印象に残ったのが、前半12分ごろのプレー。岡山のプレスが成功したと言って良い形で、末吉選手があとはタックルするだけという場面で、鋭くターンをして一気にドリブルで運んだプレーは能力の高さを感じるものでした。素早くボールを運ぶいわきのスタイルにマッチしている選手だと思います。

No.19 大西 悠介
2月にうにがしらが配信した大卒ルーキーの紹介記事で取り上げた選手。
大学時代はボランチでしたが、この試合は、スタートは右CB。特に攻撃時にボランチのようなポジションの位置取りとパスの能力の高さで、いわきのアクセントになっていました。大きなフィードというよりは、近くで空いてる味方を見つけて球足の速いパスを出しており、いわきの連続攻撃を支える存在になりそうです。一般的な「後方からのビルドアップ」とは、また違い最後方からも素早くつなぐという、うにがしらとしてはあまり見たことがない形のプレーは、洗練されてくると、非常に厄介でしょう。48分ごろの味方に送るループパスも秀逸で技術とアイデアがあります。10対11になった段階で、かなり思い通りにプレーできたのではないかと思います。
大学時代のプレーでも感じた通りで、相手と身体を密着するような、タッチライン付近でのディフェンスは、あまりうまくない印象でしたので、岡山としては、前半の早い段階でミスを失点に直結させて動揺を誘いたかったところです。

No.6 坂岸 寛大
大西選手と同じく、この人も記事にしました。
記事には書けていなかったのですが、あらためて見ると、キックの質がよいですね。そして、記事では「勢いのある選手」と雑に書いたのですが、スピードと足元のテクニック、何よりラストプレーにつなげた、あきらめないがむしゃらさが発揮されていたと思います。

終わりに ーお互い、持っている良さで戦うも、逆に弱点を突く戦いはできなかった試合ー

さて、「昨年の繰り返し」という点に着目して、どう思ったかというと、「繰り返しではないのでは?」と思いました。
本日、通しで試合を観て思ったこととして、岡山の守備ブロックは強固で、シュートを打たれてもDFが身体のどこかに当てている場面が多く、ブローダーセン選手のところまで、ほとんどボールを飛ばさせていませんでした。これは10人になってからも同じで、甘さという点は、ほとんどなかったと思います。
個人的には、最後のFKで失点したことは、再現性という点で考えても、「そこを埋めていくポイントか?」と言われると、ちょっと違うのかなと思いました。
ここまで2試合観て感じたこととしては、「11対11では、全体的に優勢に進められる戦力である。ただし、決定的に優位なポイントは作れていない。それが現段階のファジアーノ。」ということでした。
今回の試合では、勝つためにもう1点必要だったというのが結果論です。ただ、それをどう獲っていくのか。この点は、11対11だった試合開始から60分まででそこまで明確に見えなかったと思います。端的に言えば、グレイソン選手、岩渕選手、田部井選手がポイントになって、全体的に優勢に進めることはできていました。ただ、そこをさらに決定的に進めようと思うと、もう+1が必要だったのかなと。今回で言えば、木村選手は、そこまでゴールに迫れませんでしたし、しっかりとボールを握る中で、鈴木選手がビルドアップで違いをつくるという展開でもありませんでした。
今、感じていることとしては、ここに挙げた選手が悪いというよりも、岡山もいわきも自分たちの特徴で、がっぷり組んだ展開だったと。そこを外すのであれば、どちらかがビルドアップに振ることが考えられますが、2024の岡山もいわきもそういうチームではなかったということだと思います。
それが、最終的に岡山の終盤で逃げ切れなかった時間の使い方や、いわきが終盤まで攻めあぐねたことにつながったのではないでしょうか。
自分たちの流儀と試合の流れは、観客が思うほどには、簡単に変えられない。なので、もうひとつ、どこで・何でポイントを加えていくか。
そういったことを感じる試合だったと思います。

スタートダッシュがお預けとなり、非常に悔しい結果ではありますが、自動昇格には勝ち点2/試合を継続していくことが重要。ひとまずそこからスタートすることはできたので、次が重要でしょう。
明日(本日)のルヴァン杯、次節の山口戦を楽しみに待ちたいと思います。


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