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宿命の一致・不一致現象

宿命が一致してると、合法の気が働くときに物事を始める。
何を始めるかは、合法する柱がどの柱なのかで意味が変わる。
その後、始めたことの運が伸びていき、安定する。
散法の時に不要なものは離れる。
宿命が一致していれば、散法もありがたい。
淘汰されるのは、人や物だけではなく、意識・思考なども含まれる。

宿命が不一致だと、合法の気が働くときに物事がスムーズに始められない。困難な状態に陥ったり、無理をして物事を始めても伸び悩み続ける。
何かを始めたせいで、また悩みの種を増やしたにすぎない。
現象が顕著でわかりやすい例をあげると、自営業だと売り上げが上がらず、利益もでない。自転車操業となる。
どんなに良い年運を選択しても、その年運を活用しただけにすぎない。一時しのぎなのだ。
散法の年運は、宿命一致だとあらゆるものが淘汰され、より洗練されるが、宿命が不一致だと、これまでにしがみついてきた不要なモノのせいで、さらに困難な状況に追い込まれる。

運に着目するのは人生を小手先でどうにかしようとすることだ。
自分の宿命を理解し、受容し、そこに焦点をあわせながら、道を歩むことで、己が活かされる。

宿命不一致の人の負のループ現象

宿命不一致の人は、とかく人の話を聞かない人が多い。
聞けないと言った方が正しいかもしれない。
なぜ、人の話を聞けなくなるのか?
それは、宿命不一致とは自律できてない状態だと捉えられる。
自律できてない人が困難な状態に陥ると、依存心が強まる。
人をあてにすることばかりを考えて、その策略で頭がいっぱいになるのだ。
この状態では、人の意見を理解したり、取り入れたりする余裕やゆとりがない。『良くなりたい』と思いながら、現実は良くなれないのは、ある意味当然だ。俯瞰する余裕がなければ、何かをインプットすることはできない。
特に算命学は理論なので、学習に対する姿勢が重要だし、人生と向き合う姿勢が必要だ。付け焼刃でどうにかなるほど、勉強も人生も甘くない。
依存心や甘えがあるうちは理解できないであろう。

人の話を聞き、それを理解し、さらに落とし込み、まとめあげていく。
そうして、始めてアウトプットできるのだ。
印→自→洩を時間をかけて繰り返すことが重要なのだ。
算命学の思想そのものだ。

私が鑑定した検証では、宿命不一致だと陽占陰転が見受けられる。
もちろん、有意識なので、スペクトラム的に表れるが陰転表出の頻度が多い。陰転表出を抑圧できない状態になり、頻度も頻繁になる。
頻度もさることながら、年月も重なってくると、陰転の状態が重くなり、心の病やパーソナリティ障害傾向が見受けられる。

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