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2023年のデザインレビューふりかえり

こちらの記事はStockr開発メンバーと一緒にふりかえり Advent Calendar 2023の20日目の記事です。
https://adventar.org/calendars/9612


2023年もデザインレビューをたくさんしました。
どんなことを心がけるようになったかをお話します。


私が意識していること

  • 私のデザインにしない、相手のデザインにする

  • 相手が、自身で答えを導き出せるようになる

最初の問い

10年以上キャリアをつんだデザイナーが「レビューお願いします」と言われると、いくらでもフィードバックできてしまうと思います。
あそこも気になる、ここの気になる。
そうやってフィードバックしていくうちに、「私のデザイン」になってしまいます。

自分自身、これについて、とても悩んでまして。
相手を活かしながらフィードバックするにはどうしたらいいのかな?と。

最近やっているのは、相手に「問い」を投げかけることです。

「どこが気になるんですか?」
「どういうデザインにしたいですか?」というのを聞きます。

また、
「この画面/デザインはどんな目的がありますか?
その目的のためには【貴方がもっている課題を解決すること】は必要だと思いますか?」
という確認もします。

デザイナーそれぞれの得意を活かしたアウトプットや、チームで出した結論に沿ったアウトプット、であって欲しいなと思うんです。
全部レビューワーの基準にあわせたものだと、レビュワーの実力以上のものが作れないと思います。
「私が作った以上のものを作ってもらう」
「私には作れないデザインを作ってもらう」
「貴方にしか作れないデザインを作ってもらう」
これを意識してレビューします。

何を引き出すか?

相手が「何を大切にしてこれを作ったか?」
また、「その【大切にしているもの】は目的のために必須なのか?」を
言語化することが大事です。

「私はこれを大切にして作ってたんだな」と気が付き、
いい線いってたら「とても良いことを大切にしていたから、今後もそうやっていこう」と自信に繋がります。

「目的に対して〜という目線で見ると、そこまで大切じゃなかった」と気づけば、次のステップが見えます。
私の問いによって、ですが、自身で見つけたことなので、とても納得感がでますし、心にとても残ると思います。

私が外からあーだこーだ言うよりも、とても清々しく気持ちいい後味があるんじゃないかと思ってます。(^^)

何よりも重要なこと

「正しさ」をボーンと伝えれば、早く伝わります。
ティーチングな機会のときは、そうしたり、やり方を見せたりします。

どんなときでも重要なこと。
それは相手との「信頼感」です。「両思い」と表現してもいいかもしれないです。
私も好きで、相手も自分のことを好きな状態です。

「この人はデザイナーとして正しい」それだけじゃなく
「この人は私の味方だ」そう思ってもらえると良いです。

まずはこちらから、心の底から、本気の本気の超本気で、
相手を理解する、相手の成長を信じます。

自分よりジュニアな相手に対して、どうやったらそんな気持ちがー!?
って思うかもしれません。
「同業者」として見るのではなく、
我が子を見守るような気持ちもアリかもしれません。

相手はジュニアなので、自信ない気持ちでいることがほとんどですが、
でも私は10年後の相手をイメージする。
10年後はすんごい立派なデザイナーになってる。
そういうのをイメージして、可能性を信じて、関わっていきます。

ぶっちゃけ、こんなふうにいかないこともある

なんだか理想的なレビュー書いちゃいましたが、
うまくいかないこと、あります。(^^;;
私も、ただいま成長中〜!

デザインは絶対に、業界を、日本を、世界をよりよくする!
そう信じて、2024年も多くのデザイナーさんに関わっていきます。


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