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3つの顔:元CA/マナー講師/現役教師

 4月に「現役教師 らん」としてnoteデビューをしました。多くの方たちに記事を読んでいただけた嬉しさや、スキやコメント、フォローいただいた方々への感謝の思いでいっぱいです。

 この1か月は、現在の主たる仕事である教師としての視点で、この仕事についてや小学校デビューを果たした1年生、多くの子どもたちとのほっこりエピソードなどを書いてきました。(これからもときどき追加します)

 5月は、発達障害と言われた子どもたちやその保護者さんとのふれ合いの中で感じたこと、通級指導教室のことなどを書いていく予定です。

 そして、私の現在の主たる職業は 「小学校の非常勤の先生」です。そして、私には「元CA」「マナー講師」という顔もあります。かなりブランクがあるので、自分では「前世でCAだった」ぐらいの感覚なのですが…。

 以前「わたくし こういう者です」という自己紹介記事で、エアライン(航空会社)系の人間が学校の人間になった経緯を熱く?綴りましたので、よろしければご覧ください。

 今月は、このエアライン&マナーの世界についても書いてみます。


CAは「つぶしがきかない」仕事

 CAは「つぶしがきかない」とよく言われます。フライト中は、主に2つの仕事をしています。緊急時に乗客の命を守るための「保安要員業務」と、快適な空の旅を提供するための「接客業務」です。パソコン入力や表計算などはありません。

 フライト以外にも社内で行う業務も時々入るので、全くのパソコン音痴なわけではないけれど、簿記の会計ソフトを使うこともなければ、パワーポイントで資料を作成する機会などもないわけです。

 資格取得に努めていますが、機内アナウンスやパーサーができるためのもの、乗務できる機種ごとの資格のことを指している……そんな現役時代を送ります。

 パソコン関係の資格は無く、ノルマを意識する営業職や総務・経理などの事務職には、向き不向きもあることを考えると、「CAはつぶしがきかない」と言われるのも大いに納得できます。

復帰という選択肢

 事務職が難しいと気付き、次に考えるのが復職です。今の時代はLCCも多く、外資系も含め「元CA限定募集」を見かけることもあるので、その会社でCAとして復帰するという選択肢もあります。しかし、子育て中のママさんCAにとっては、いろいろ厳しい環境であることは容易に想像できます。 

 早朝からの勤務や深夜までの業務はもちろん、宿泊を伴うこともあります。子育て中に社会復帰を考えた時、楽しくキラキラしていたエアラインに戻りたいと思っても、わが子の可愛い寝顔を見て「やっぱり戻れない」と決意する人が多いようです。昔の私がそうだったように…

元CAが次にする仕事

 学生時代から努力に努力を重ねて夢を叶え、CAとして働き、退職した元CAたち。夢を叶えるまでの道のりや、現役時代に出会った人や出来事、退職した時期などは1人ひとり違います。しかし、この長い期間に身につけたスキルや自分の経験を誰かのために生かせる仕事は何だろうか?と考えた末に、たどりつく職業で圧倒的に多いのが次の2つです。

  • CA予備校の先生

  • マナー講師

毎日帰宅して、自分の目で大切な我が子の成長を見ることもできる仕事でもある。

私の選択

 私が選んだのは、マナー講師でした。どんな仕事?と思われるかもしれません。一部、実際にしてきた仕事を挙げてみます。

  • 学生さんやハローワークでの求職者向け面接指導

  • 新入社員研修(名刺の渡し方から接遇、電話応対まで一通りのビジネスマナー)

  • マナー講座(子ども向けから管理職研修まで)

  • カルチャースクールでのテーブルマナーレッスン

など、その他もろもろ。

現在の立ち位置

 マナー講師を休職し、3つ目の顔として、累計20年以上小学校で働いてきました。学校でフルタイム勤務をしている期間は副業が認められていません。私は、持病(腎臓病)の関係でフルタイム勤務ができなくなったため、現在は、半日だけ授業をして帰る「非常勤講師」としての勤務をしています。

 「非常勤」は、副業は認められています。よって、プロフィールに記しているように、「教育に関すること」を書くお仕事も始めました。「教育に関すること」には、不登校や発達障害、家庭学習など学校関係のことだけでなく、マナー教育も含まれます。

 自分の基盤を作り、人生が切り拓かれるもの。私にとっては、それがマナー教育でした。

 この教育を受けたことで、自己肯定感がもてるようになったり、がんばってみようと意欲的になったり、社会性が身について周囲から大切にされるようになったりなどさまざまな変化がありました。夢が実現したのは、その変化の結果のひとつでした。

 子どもにとって、大きな良い影響を与えてくれるマナー教育。
自分の身をもって知っているからこそ、それを学ぶことの大切さがもっと広まってほしいと願っています。

 先に述べた、

  • 自己肯定感をもつ

  • 意欲的にがんばる

  • 社会性がある

  • 皆から愛される

 という姿は、どの親さんにとっても わが子に願う姿にあてはまることばかりではないでしょうか。だからこそ、学校では教えてくれないけれど、実は大事な勉強のひとつだと思っています。

(子どもへのマナー教育については、別の記事にて。)

まとめ

 これまで携わってきた3つの職業・3つ顔。これからは「その3つを融合させたからこそできる、唯一無二の私の仕事」をマイペースにやっていこうと思っています。

最後まで読んでくださり ありがとうございます。
※今回の画像は TOMOさんからお借りしました。ありがとうございます※

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