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インターン、8ヶ月。

2022年8月8日から始まったタウンインターンが本日をもって任期を迎えました。

2023年3月21日。今日が最終プレゼンの日。
これまでの活動を振り返り、そしてその中でも自分の心の変化を人生ピッチでは話させていただきました。

何度も何度もやめようと思ったけれど、それでも続けられたのはやっぱり仲間がいたからかもしれない。

インターンという場所

はぐくむという場、そしてタウンインターンという場は、誰のことも置き去りにしない、そんな場所だったなと思う。

実は、タウンインターンは元々ダバちゃんとだいちとみくというメンバーもいて、今の5人ではなく、8人で活動をしていました。

みくは家庭の事情でやむを得ず辞めることになり、ダバちゃんやだいちも少しずつ、インターンでの活動量が減っていきました。

私達は寂しさを覚えながらも、いつもダバちゃんやだいちのことを考えていて。

だいちはインターンの活動拠点の近くに住んでいたから、「顔を見たいね」って何度も会いにいきました。その度に元気そうなだいちが顔を出して、「よかった」って安心して、ちょっとおしゃべりして帰る、なんてことして。

そうして、

「2人はいつ来るかね」なんて、ラフに話しながら、でも2人に来いと強要するわけでもなく、ただ"待つ"という選択をしました。

人は誰しも、なかなか思うように動けなかったり、もやもやして外に出れないような時もあると思う。そんな人にとって、私たちの"待つ"という選択はあたたかな選択なんじゃないかなと思うのです。

少なくとも私はそう思う。

そんなインターンメンバーをずっと見ていて、ここは受け止めてくれる場所なんだ、という安心感を覚えました。

私も、抜けそうになったうちの1人でした。

デザインの勉強、就活、アルバイト、大学の勉強、たくさんのことが同時に目の前に積み重なっていて、さらにインターンの活動。

覚悟をしてインターンに入ることを決めた。
決めたけれど、やっぱり苦しい。投げ出したい。そして、なかなかインターンに参加できないことで置いていかれる。どうしよう。焦りと不安。

私に今必要なのは、インターンじゃないのかもしれない。デザインを勉強したい。

自分に今必要で、選ぶべきことは何なのか。ずっとぐるぐるぐるぐる考えていました。

それでも、あのあたたかい空間に少しでも触れていたい。みんなのことをもっと知りたい。
それまで手放していいのかな?

そんな思いがもやもやしながら、なんとなくインターン生として活動していました。

そのもやもやが消えたのは、実際に自分でイベントを企画したときかもしれない。

インターンにいる意味を、イベントを通して見いだせたから。

だから、私はここにいよう。と決めました。

インターンでの活動

私がインターン中に行ったイベントは大きく二つ。

  • 羽根木公園でビンゴ大会

  • 親子で米粉ピザ作り

ビンゴ大会は結果として、4回も開催でき、118人もの子供たちが参加してくれました。

100人以上ものたくさんの子供たち、そしてその親御さんたちに触れて、

「ああ、やってきて良かった。無駄じゃなかった」という思いが湧き上がってきました。

自分が企画してきたことを心から喜んでもらえること。
たくさんの笑顔を見れること。

これ以上に嬉しいことはなかった。

そして、それだけじゃなくて、参加してくださった方々からたくさんの学びも得ました。

「親子で一緒に何かをするってあんまりないから…」
「こうやって自然のものをちゃんと見たことってなかった!」

ああそうか、そういう視点もあるんだ。

私たちにはない視点を持った人達と関わることで、新たな視点を得て、それが次のビンゴ大会や、ピザ作りのイベントにも大きく活かされました。

そして、もう一つの意味。
やっぱり仲間の存在。

私がやってみたいと企画したところから、またたびはそれに乗っかって一緒にここまで来てくれました。

そのとき、私一人では経験もなかったから正直できる自信がなくて、あんまりリーダーというものにも向いてないから、とにかく不安だった。

でもまたたびが一緒にやるよって言ってくれて、ビンゴ大会への思いを壁打ちしてくれたりして、何とか形になって。

質の高い振り返りもきっと、一人だったら無理だったと思う。

4回も続けることも、きっと一人だったらできてなかった。

改めて、あの時一緒にやろうって言ってくれたまたたびに感謝しているし、

その活動を応援してくれる他のインターンメンバーにもたくさんの感謝です。

他のメンバーは、ビンゴ大会の報告をするたびによかったね!とか、すごいじゃん!めっちゃ良い!ってあたたかい言葉をくれて、それが頑張る力になっていました。

応援してくれる存在がいるから、また次も頑張ろうって思えていた。

タウンインターン以外にも、ビンゴ大会はたくさんの人に支えられて実施できていて、

みほは子供との自然遊びの知識をたくさん持っているから、たくさん相談させてもらったし、1番ビンゴ大会に関わってくれて、たくさん助けてもらいました。

そのほかにもまたたびの友達や、私のLDSや高校の同期のみんなが、手伝ってほしいってお願いしたら快く引き受けてくれて、

とにかく、たくさんの人のおかげで成り立っていたわけで。

改めて、仲間の大切さを知ったなあと思いました。

関わってくれたみんな、本当にありがとう。

親子でピザ作りは、4回行ったビンゴ大会の経験を活かして開催しました。

子供たちがどんなものに惹かれるのか、何となくわかってはいたけれど、イベント自体は初めてのことで。

難しいところや失敗もたくさんあり、まだまだ改善が必要だなと感じています。

インターンを通して、私はたくさんのことを学びました。

失敗から学べることがたくさんあるからこそ、まずはやってみることの大事さ。

仲間で活動することの難しさ。

同時に、仲間で活動することの大切さ。

お互いがお互いを分かち合うこと、理解しようとすること。

他にもたくさんあるけれど、キリがないのでこれくらい。

最後に

私には何もないと思えた8ヶ月前。

少なくとも、何かはある私になれたよって、あの時の自分に言いたい。

あの時、踏みとどまってなかなかインターンに入り込めてなかった自分も、それでも何とかやってきた自分も、

全部無駄じゃなかった。

無駄なことなんて何一つなかった。

今の私にはこれがあって、こんな思いを持っていて、こうやって生きていきたいって思える。

そんな自分をLDSのときから、

またちょっと、好きになった。


どんな人にも、必ず良いところがある。
それに自分が気づいていないだけ。

LDSで学んだことから、何一つ変わっていない思い。

そして、インターンを通して学んだことから付け加えるならば、

それをうまく活かせる場所を探してほしい。

ということかな。

私にとってはタウンインターンだったし、これからはうーんわからないけど、きっと見つけていける。
根拠はないけど、なんか、そんな気がして。

私はまた明日もちょっと進める。

明日の自分も今日よりちょっと、好きでいられる。

そんな1日を誰もが過ごせますように。





ほんとにほんとに最後のラブレター

インターンを共に過ごしてくれた仲間たちへ。

りょもりたへ
りょもりたはやっぱり人とのコミュニケーションがすごいなって思っていて。直接言うのはなんか嫌なので、ここで言うけど。すごいなあってずっと尊敬しています。
そして、だからこそなのか、人の気持ちを汲み取るのが上手で。でも、自分に余裕がないと見て見ぬふりするようなところもあり、笑
そこはあんまり良くないなと思うけれども、余裕がなかったらね、仕方なかったりするよね。
りょもりたはリーダーのような位置で常に動いてくれていて、私はリーダーという役目は苦手なタイプだから、自然とリーダーになっちゃうようなりょもりたがやっぱりすごいと思う。
そして、どんな時も輪の中心にいるような存在。嫌いになりたくてもなれないような。
これからもりょもりたの周りにはたくさんの人で溢れて、きっとそのつながりで、りょもりたはなんとかお金も稼げて、生活できそうな、そんな感じがします。
そんなりょもりたとここまで深く関われたのはとても嬉しいよ、これからもよろしくね〜

またたびへ
一つ一つに一生懸命なまたたび。不安症なまたたび。友達大好きなまたたび。想いに溢れて泣いちゃうまたたび。愛に溢れたまたたび。
一つ一つ、一人一人に感謝を忘れないその姿勢が本当に素敵だなと思う。思っているだけじゃなくて、それを言葉にして、それを行動で示す。そんなまたたびがとっても好きだよ。
だいちに会いに行こうって言い出したのもまたたびだったよね。この子は何であったかい子なんだろうって思った。その時はまだ今ほどまたたびのことを知れてなかったけれど、こうやって仲良くなれて最高の仲間ができた!って思ってる。
またたびは、一つ一つのことを大事にしているからこそ、向き合っているからこそ、チームでの熱量の違いに悩んだりとか、きっと沢山あったよね。ごめんね。またたびがいてくれたから、なんとか事が進んでた気がする。
そんなまたたびをみんなちゃんと見ているからね。フィーカもこれからもっとたくさんの人に認知されて、もっとたくさんの人に思いが届きますように。祈ってるよ!
これからもたくさん話そうね!

れいかへ
LDSで同期だったけれど、れいかは香川にいたから、なかなか会うこともなく、インターンで東京にたくさんきてくれるようになって、改めてれいかへの理解が深まったなと感じました。
LDSの時から大事にしていた「人とのつながり」は変わらず。れいかの原体験からくる熱い想いはちゃんとれいかの中にあって、それをちゃんとお守りにしてるれいかが素敵だなと思ってる。
れいかは青い炎を持った人だなあってLDSのときからずっと思ってた。それが大事にしたい思いなんだろうなって、ずっとブレないなあって思ってる。結構静かに見守ってくれるようなそんな印象なんだけど、ダンスやって!って言ったらやってくれるノリの良さもあり、笑
遠くにいて忙しいれいかは、もしかしたらインターンやめようかなって思ってたこともあるかもしれないけど、それでも関わり続けてくれたことが何より嬉しいなって思う。オンラインだとついていくのが大変だったり、きっとしたよね。それって結構しんどいよね。それでもここまで来れたのは、つながりを大事にしているからだろうし、チームのことを大切に思っていたからなんだろうな。一人一人に向き合って、一人一人を大事にしていて。思いやりの気持ちが強いから、深いつながりができていて。そんなつながりを作っているれいかが本当にすごいなと思う。色々なところを転々としてるれいかが、どんなことをしてきたのか、どんなことをしていくのかもっともっと知りたい。いつか里ジャーナルにも行きたいな!
これからも関わっていこうね!

りさ
ぽわぽわという言葉がまさに似合うりさ。りさが話すと、その空間をりさの色に染めてしまう、不思議な魅力を持った人だなと思っています。誰に対しても平等で、この人になら、何話しても受け止めてくれそう、っていうオーラを持ってて。(実際そうなんだけど)
第一印象と違ったって人もたくさんいるけど、りさはずっとりさのまま。そんなりさがすごく好きだし、どこでもりさなのがすごいなあ。それは、居たい自分で居るからなんだろうなって思ってる。そんなりさでも悩むこともたくさんあっただろうけど、その都度ちゃんと思いをシェアしてくれてたのがやっぱりりさだなあって思ってるよ。悩みと同じくらい関心ごともたくさんあって、自分の興味のままに北海道まで飛んでいっちゃう行動力。すげえ。ぽわぽわしたなかにちゃんと芯がある。ブロッコリーみたいな、レタスみたいな、なんかそんな感じ。
これからも、りさはりさで居てほしいなって思うし、悩みとかあったら聞くよって感じなので、いつでも話そうね。
これからもよろしく〜

ひでろうさんだいちゃんへ
改めて、タウンインターンという場を私達に提供してくださってありがとうございました。
地域にイベントをしたこともないくせに、やりたいことだけはたくさんある、とても未熟な私達でした。
ミーティングだってどう進めたら良いかわからない。認識の齟齬で何度も話し合いが中断したり。参加率が悪くてそもそも全体ミーティングにならなかったり。もどかしさを感じ、言いたくなることもたくさんあったと思います。それでも、未熟な私たちを見守っててくれて、本当にありがとうございました。

やりたいことをやれる場所だからこそ、
私達はただまちづくりをして街を成長させるだけじゃなくて、私達自身も成長することができました。
それが今となっては、かけがえのないものになっています。
これから、私達は別々の道を行くことになると思います。それでも、ここで得たもの、見てきたもの、感じたもの、すべてが一人一人の中に大切にあるからこそ、私達の関係はこれからも続いていきます。それを大事に、私達は生きていける、そんな感覚があります。
改めて、8ヶ月、本当にありがとうございました。

関わってくれた全ての人へ、
ありがとう。