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フルーツトマト並みに甘いミニトマトを育てる方法

ミニトマトって、味に結構な当たり外れがないですか?見た目はみんな同じような感じでも、味は甘かったりイマイチだったり。栽培したものも、株や環境によって味にバラつきが出ていましたが、最近、甘くなるように育てる方法がわかったので記録しておきます。

雨が降って割れたトマトの味

トマトを栽培されている方なら、皆さんご経験がおありなのではと思いますが、雨が降ると根から水分を吸い上げ過ぎて、トマトってモーレツに割れますよね。私は3年前に家庭菜園を初めたての頃はそれを知らず、突然トマトが割れまくるのはなんかの病気かと思ったくらいです。

梅雨時は酷くて、割れたトマトは当然ながら水分が多く含まれているので、味も水っぽく淡白で、また熟し具合もイマイチなままのものもあるため、あまり美味しくないことが多いです。

そこで、今年から導入したのが雨よけです。

雨よけの利点

以前から、フルーツトマトは甘くするために与える水を極限まで減らして栽培するという話を聞いたことはありました。が、どうやらフルーツトマトを育てるのは、ハウス栽培でないと、とか、栽培する季節が秋以降が良いとか(詳しいことはよくわかっていませんので関心ある方は調べて見てください)、そんなことも聞き齧った記憶があります。つまり、それ相応の専用施設がないと難しそうですね。

というわけでハウス栽培は今のところうちではできないのですが、一昨年、昨年とトマトが割れるのが非常にイヤだったので、今年ついに悲願の雨よけを導入しました。

なお、今年はこれをセットアップした瞬間に梅雨明けしましたが…。まあ、それでも数回降った雨の際には大いに効果を発揮しました!

まず、何が良いかというと、前述のとおりトマトがまったく割れないことです。で、これは単に割れないことだけが良いのではなく、完熟していない実が割れないということに大きな意味があります。

後はとことん完熟させる

何でも木で完熟させたら美味しいというイメージがありますが、トマトも例外ではありません。トマトは収穫後の追熟で、色は赤くなりますが、甘くはならないらしいので、なおさらです。

で、雨よけのおかげでとことん完熟させることが可能になります。もちろん完熟させている最中に雨が降らなければ、雨よけがなくても良いのですが、雨よけがあれば仮に雨が降っても大丈夫だということです。

どれくらいが完熟なのかと言いますと、これでもか!これ以上は無理か!?と言うくらい、赤くなるまで粘ります。写真で伝わるかどうかわかりませんが、これくらい↓です。

ちなみに上のは中玉トマトなので、ミニトマトの写真も載せておきます。

上の写真の左端のトマトはほぼ完熟です。ここからあと1日くらい粘ってもOK。左から2番目のトマトはちょっとオレンジっぽいのでまだまだです。とは言えもちろん食べても問題ないし、甘さは好みもあるので好きな状態を見つけるのが良いと思います。

品種について

私が育てているミニトマトは、ワーンミニトマトという固定種のミニトマトです。この品種は、F1の高糖度のトマトを数年かけて固定したものなのだそうです。

今年は、去年育てたこのミニトマトの自家採種をして、種から育てています。トマトがうちの土地に馴染みつつあるからなのか、雨よけ+完熟のおかげか、今年採れるトマトは去年より圧倒的に美味です!完熟させたものは、とても甘いので、かなりの糖度ではないかと思います。

なお、トマトの苗は、ホームセンターなどで買ってくると、おそらくすべてF1の苗ではないかと思います。さまざま品種のミニトマトの苗があり、それぞれに特徴があるのではと思いますが、詳しくは知りません。おそらく味もいろんなものがあるのでしょう。でもF1の苗のトマトは自家採種には不向きです。私はこのワーンミニトマトを今後ずっと育てて、「うちのトマト」に仕立てたいと思っています。

家庭菜園の代表野菜とも言えそうなトマトですが、栽培するのがものすごく楽しいので、人気があるのは理解できますね。そしていろいろこだわりだすと、奥が深いです。今も栽培していて課題はあるので、今後更なる工夫をしていきたいと思います。何か新たな発見があれば、シェアします。

トマトの株分け(脇芽の挿木)のコツ

トマトは生えて来た脇芽で株数を増やすことが可能です。根を出させるにはコツがいることがわかり、成功率が高まりました。脇芽を育てると夏が終わっても収穫可能です。やり方は下の記事で紹介しています。

最後に大玉トマトの魅力紹介

今回はミニトマトの話でしたが、固定種の大玉トマト、ポンデローザも育てています。このトマトにも計り知れぬ魅力があります。何が良いのか興味ある方は、こちらの記事をぜひ!

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