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「スピリチュアル(セッション)」と「占い」

スピリチュアル(セッション)と占い。同一視されがちだけれど言葉が異なるのだから、確かに違う。

スピリチュアルセッションは、どちらかといえば「コーチングセッション」で、どのように生きたいかという大きなテーマを取り扱う。
「どうしたいか」の答えを探す時に、自分でも自分のことがわかりにくくなっていたりする時や、人間の通常の意識では認識できていないことを探すために「占い」を活用したりする。

占いもいろいろ種類があるけれど、生年月日から"すでにあるモノ"を読み解く占い、偶然あらわれたかのように思われる図象などから読み解く占い(カードとか)、そこに現れた相の意味を読み解く占い。こうしたざっくりしたジャンル分けがある。
あとは、チャネリングや霊視といった霊感占いもあるけれど、個人的にはこれは「占い」とは言わない気がしている。占いなんだけれども。

「占い」は「スピリチュアルセッション」に比べて道具とか、スキルとか、そう言うものに近いイメージがある。
カウンセリングで、絵を描かせたり、ある質問群に答えさせたりするのと同じように、セッションでひとつの術(すべ)として占いを用いる事がある。

霊感占いはともかくとして、他の占術はゴリゴリの理論でできている。
なぜその答えを導けるのか、という説明が可能なのだ。それ程歴史も長く人の営みに寄り添い、過去に生きた人たちの人生が証明になっている事がほとんどだから。

占いは統計ですか?と聞かれるけれど、一応違うと答える。一部統計と呼べる占いもあるれけど、基本的には統計をとって「この意味はこう」としてきた学問ではない。その説明をするには、私では力不足なのでここではしない。ぜひ占いを学問だと思って勉強してみてほしい。すぐにその意味がわかるはず。

ただとにかく霊視などよりも、誰もが同じものを見て同じ理解ができるのが占いの仕組みだ。
なぜかそれが——ある時点、そこにある星の位置関係がその意味を持つのか——そこに現れたカードが持つ図象の意味が——的確に意味を持つ。
占い師が10人いれば、同じホロスコープから同じ情報がとれる。理屈で言えばそういうこと。

だからこそ、占いは「上手につかえれば最強」だと思う。的確で、早い。
スピリチュアルセッションとはやっぱり違う。あれは、どちらかと言うと答えが出なくて「悩む時間」も大切な時間にしようとするものだから。

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