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「住宅購入・建築検討者」調査から見えてきた住宅に求められているもの

リクルートから『 住宅購入・建築検討者 』 調査( 2022 年 12 月)(https://www.recruit.co.jp/newsroom/pressrelease/2023/0417_12193.html)が2023年4月に発表されました。

この調査では「住宅検討状況」や「住宅に関する意識」など、今まさに住宅を購入・建築しようという検討者のリアルな意見が集約されています。
この調査結果からこれからの住宅に求められているものが見えてきました。


住宅を”買い時”だと思っている人の減少

住宅の検討時「住宅の買い時だと思っていなかった」割合は25%

住宅の買い時感に関する質問では「住宅を買い時だと思っていない」人の割合が25%となり、2019年以降徐々にその割合は増えています。

逆に「住宅を買い時だと思っている」人は44%となりました。
その理由としては「これからは、住宅価格が上昇しそう」が最も多く、さらなる値上げの前に住宅を購入しなければ、と焦っている様子がうかがえます。
この買い時だと思う理由は、そのまま買い時だと思わない理由にも当てはまりそうです。

もともと一生に一度の高い買い物であった住宅購入が、手の届かないものになったと感じている人が徐々に増えているのではないでしょうか。

新居が欲しい理由に「庭がない」がランクイン

新築一戸建て検討者の20%が、現在の住居に庭がないことに不満を持っている

「新居で解決したい元の住まいの課題」という項目では「住宅費がもったいない」「収納が狭い」「間取り(部屋の配置・数)が良くない」がTOP3となりました。
注目すべきは全体の11%となった「庭がない」という項目で、商業施設などの生活環境の不便さや、日当たり・風通しが悪いなどの項目を超える結果となりました。
新築一戸建ての検討者に絞れば、その割合は20%まで膨れ上がり上位10項目に入ります。

さらに「住まいを探す際の重視条件」では「価格・家賃」に次いで「周辺環境(街並み、公園、自然など)」が42%を獲得する結果となりました。
注文住宅の検討者に絞れば「庭やテラスの広さ」が23%で上位10項目に入っています。

このことから住まいを探す際には住宅周辺の自然環境や、庭などの外空間を重視する人が結構な割合でいることが分かります。

コロナ禍を経て変化する住宅への条件

住宅検討者全体で宅配ボックスが欲しい人は17%、庭が欲しい人は13%

「広さ・駅からの距離の意向」では広さを重視する人が2019年から徐々に増え、駅からの距離重視に勝る結果となりました。
立地よりも家の充実を重視する人が増えていることの表れでしょうか。

「コロナ禍拡大による住宅に求める条件の変化」では、「部屋数がほしくなった」「広いリビングがほしくなった」がTOPに来る中、「宅配ボックス・置き配ボックスを設置したくなった」「庭がほしくなった」といった外空間を充実させたい意向も上位に挙がりました。
注文住宅の検討者に絞れば「庭がほしくなった」は19%となり、上位5項目に入る結果となりました。

中々外へ出掛けられない状況にあって、家に籠ってしまう反動から外空間を求める人が増えているということがこの結果から見えてきたのではないでしょうか。

外空間の充実がこれからのキーワード

外空間を求める人たちの割合が高まっている

これらの結果から見えてきたことは、住宅の性能の次に追及するべきは外空間の充実であると言えます。

高い住宅性能を求める傾向は変わらず続くと考えられますが、最高等級というゴールが決まっている以上、住宅性能だけでの差別化にはいずれ頭打ちが来てしまいます。
ではその時に力を入れるべきポイントはどこでしょうか?

それこそが今回の結果から見えてきた「庭・エクステリア」といった「外空間」ではないでしょうか。


外空間の重要性についてはこちらの資料もご参考ください。


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